こだわりの動きを作るための3ポイント
おはようございます。本日の当番、モーションデザイナー兼ディレクターの富田です。
前回に引き続き、「超主観的アクション俳優ベスト3」から「こだわりの動きを作るための3ポイント」のお話しをましょう。
今回は「ハンドガンを持ったら右に出るものはいない俳優ベスト3」を発表します。
まずは基礎知識として、ハンドガンの構えを書きましょう。
ハンドガンの構えには、大まかに2種類に区別されます。
体を真正面に向け、両腕をまっすぐに伸ばす、isosceles stance(アイソセレス・スタンス)という構えと、利き腕を後ろに引いて斜めに構える、weaver stance(ウィーバー・スタンス)という構えです。
isosceles stanceは、警察や軍隊などが習う射撃方法としては一般的らしく、古くはTV『太陽にほえろ』や映画『ダーティーハリー』シリーズ(片手撃ちが多いですが)など、リアル刑事モノでは必須の構えでした。
映画やゲームでは、一時期ジョン・ウー監督作品の影響で両手持ちなどが流行りましたが、最近では、weaver stanceが主流となっていると思います。
で、映像の中で使われるweaver stanceの構えの中でも、個人的にイイ!と思うポージングは、
①銃と銃を持った手が一体となって、前腕と上腕がやや”くの字”に曲がり、
②首はやや斜めに傾け、
③眉間にしわを寄せて、(瞬きは出来る限りしない)
④意識として周りを警戒しながら構える(目ではなく、あくまで意識や感覚で)
こんな感じ。(表情は想像してください。)
以上の前置きを前提として・・・
「ハンドガンを持ったら右に出るものはいない俳優ベスト3」発表します!
第3位は・・・ロバート・デ・ニーロ氏を抜いて、スティーブン・セガール氏を選びました。
最近はちょっとおなかが出てきましたが、デビュー作から職人のような軽快な動き(氏独特のテンポですね)で敵を倒すが選出した理由です。
第2位は・・・レオナルド・ディカプリオ氏
映画『ブラッドダイヤモンド』と映画『ディパーテッド』の構えシーンは最高です。
特に手から前腕そして上腕への筋と筋肉の流れがイイ!
氏の場合は、流れるような筋肉美の勝利でしょう。
半袖シャツ(ラフなファッション)で銃を持つのが似合うのはこの人ぐらいじゃないでしょうか。
第1位は・・・トム・クルーズ氏に決定!
映画『コラテラル』では、元SAS(Special Air Service:イギリス陸軍の特殊部隊)隊員から指導を受けたそうで、クイックで力強いシーンが印象に残ってます。
うーん、以外と普通になってしまいました。。。
それもそのはず、有名な俳優の方が、「本物の指導を受けている&役に対するこだわりが違う」からだと思います。
で、今回のランキングで分かったことは、「こだわった動きを作る場合、生半可な想像力では限界がある。」ということです。
よく面接で問うことがあります。
「モーションを作る際、どのようなことを心がけているのか?」
するとほとんどの人が、
「自分で動いて、どういう動きが重要なのか確かめながらモーションを付けます」と説明します。
自分で動く。それは重要です。
ですが、実はもっと重要なのは、「カッコイイまたは感動した映像を頭の中で忠実に再生できる能力」(脳内映像資料とでも言いましょう。)ではないかと思います。
ということで、「こだわりの動きを作るための3ポイント」は、
①「脳内映像資料」を集めましょう。
②「脳内映像資料」通りに実際に動いて見ましょう。(資料がしっかりと理解できていれば、近い動きができるはず!)
になります。。
え?③がないって、
③は、何十人もいる開発室で、恥ずかしさに耐えながら堂々と動いてみせる”耐羞恥心”を身に付けることです。
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