2008年6月23日 (月)味もみてみよう
おはようございます。本日の当番、CGデザイナーのY.Aです。
本日は「作成する対象をよく研究しよう!」というお話です。
何か料理を作るとき、味を知らなければその料理はつくれません。
画像やレシピなどでそれっぽいものを作ることはできますが、
それがこの料理の正しい味なのか判断することができませんよね。
これはもちろんCGにも言えることです。
例えば、こんなことがありました。
「ウサギを作ってください」
「ウサギッスね!合点承知!」
「品種はネザーランドドワーフでヨロシク!」
「ネ、ネザ…?」
初めて聞く名前に困惑しつつも(ウサギの品種としては有名)、図鑑やネットで調べ、
凡その姿形は理解できましたが、このボールのような生物がどんな動きをするのか
いまいち浮かんできません。
そこでペットショップへ行って実際に観察してみることにしました。
(*´▽`) 観察中…
しばらく観察して重要なことがわかりました。
「普段は丸まっているのでボールのようだが、体を伸ばすと結構長い」
寝転んでいるときや台に上ろうとしているときなど、実はかなり胴長なウサギを
見ることができ、「体を伸ばしたときのことも考えた作りで作成する必要がある」
という結果が得られました。
そう、モデリングされたウサギのデフォルトの姿は胴長なのです!
もし、見た目だけそれっぽく丸いものを作っていたら、それは「動けないウサギ」
になっていたでしょう。
「胴長!胴長ウサギヒャッホー!」
と妙なテンションになるのを抑えつつ、体を曲げしっかり丸まれるよう考えながら、
ポリゴンを割ってゆくのでした。
このように、対象をよく研究することで見えてくることは多いので、
見た目それっぽいものを作るだけでなく、
「味もみておこう」という精神で臨む事をオススメします。
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