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2008年7月 7日 (月)スクリプトのススメ

おはようございます。本日の当番、新人モーションデザイナーのR.Iです。
入社して3ヶ月が経とうとしております。
初めは電話の音が鳴るたびにビクッとしていましたが、会社の雰囲気にもようやく慣れてきました。

さて、本日はスクリプトについてお話させていただきます。

仕事をする上で、面倒な作業というのは必ず存在します。
それらを効率よく進める時にスクリプトが便利です。

最近、仕事で色々なスクリプトを使う機会が増え、こういうスクリプトがあればいいのにと思うことが多々ありますが、自分で作成するとなるとスクリプトの知識がいるので、デザイナーの自分にとっては難しい内容です。

ですが3DCGソフトの中には自分が行った内容をスクリプトに置き換えてくれる便利な機能があります。
それがスクリプトエディタというものです。
自分はXSIを使っているので、それで説明したいと思います。

まず、スクリプトエディタを開きます。
2008_0704_01

ためしに立方体を作成してみます。すると、スクリプトエディタ内にスクリプトが表示されます。
2008_0704_02

CreatePrim "Cube", "MeshSurface"

これが立方体を作成するためのスクリプトということになります。
これをコピー&ペーストして実行することで同じことができます。
作ったスクリプトはショートカットキーにも登録することができます。

ためしに、球を作成してみます。

CreatePrim "Sphere", "MeshSurface"

ただ、見ているだけでは何もわからないので立方体作成のスクリプトと比較してみましょう。

CreatePrim "Cube", "MeshSurface"  立方体作成スクリプトです。

CreatePrim "Sphere", "MeshSurface" 球作成スクリプトです。

これで何がわかるかというと、CreatePrim"MeshSurface"が共通の内容で、"Cube""Sphere"が変わっているということです。

さらに詳しく言うと、CreatePrimがモデル作成のための命令で、"Cube""Sphere"がモデルであるということです。ちなみに、"MeshSurface"はポリゴンモデルであることを表しており、これが"NurbsSurface"になるとナーブスモデルであることを表しています。

この比較で少しずつスクリプトに慣れようというのが自分の勉強法です。
「スクリプトできる人に任せればいいじゃん」と思うかもしれませんが、ほしいスクリプトが作成できることに意義があると思います。

モデル作成以外にも、スクリプトエディタはスクリプトを表示してくれるので、色々な機能を使って、スクリプトを表示させてみてスクリプトに興味をもってみてはいかがでしょうか。

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