2009年4月27日 (月)努力できる才能。
おはようございます。本日の当番、モーションデザイナーのK.Cです。
去年の今頃にブログの順番が回ってきたときに新人さんの心得っぽいのを私なりに
書いたのですが、今回もそういう時期ですのでその線で話をしたいと思います。
突然ですが、ゲーム作りに一番必要な才能ってなんでしょ?
デッサン力や構成センス…色々あると思いますが、私が思うに
【努力し続ける才能】だと思うんですよね。
新人さんの中には技術的に飛びぬけて優秀な技量を持っている人も
極稀にいますが、そんな人はそうそういるもんじゃありません。
新人同士、多少の上手い下手の差はありますが、入社して何年もたった側から
見たらその差は本当に微々たるものです。
入社してからの個々の「慣れよう!」とか「上手くなろう!」とする努力。
そしてその努力をし続けられる才能が大事と思うわけです。
余談ですが、私が入社希望者の作品を見る機会がある時は上手い下手を
あまり見ていません。
その作品を作るのにどれだけ手間と労力がかかったかを見ます。
またはその作品から滲み出ている苦労をみます。
それは無茶なアクション表現であったり、物量であったり様々ですが、
私が見ているのは本人が想像している目標を達成させようと頑張った姿勢。
作品的な出来不出来は余り関係なかったりします。
ああ。平たく言えばあれです。卒業後何年かして学生時代の自分の作品を見て、
「ああ。下手だけど、今見ればこんな不必要な部分にも
手の込んだこと(むしろ邪魔なんだけど…)するのって 今は無理だなぁ」
ってあの感覚。それに似たものが感じられれば私の中では合格点です。
また【努力し続ける】ことは新人さんのみでなく我々も忘れてはならないこと。
「自分の作品に技術的自己満足が出来るようになったら進化終了」
昔先輩に言われたことです。
やれることをやれる時間にやり遂げた満足とは別に技術的な部分はどこか不満が
残っている。これがある限りは進歩する「伸び代(のびしろ)」がまだあるという
ことらしいです。
当たり前のことなのですが慣れてくると一本作り終わったら反省などせず
それっきりで次のタイトルへ…なんてなし崩しになりがちですので
我々も気をつけたいところですね。
まぁここまで「新人さんの技量の差は微々たるもので…」とか書いてて何ですが、
新人の時から才能あふれる人がさらに頑張り屋で今や手のつけられないほどの
達人となった人が私と同期にも居たような気が…。
ええいっ!無いものねだりや妬みはかっこ悪いですっ!
取れない高さにある葡萄は酸っぱくって美味しくないんですっ!!
ってなんか絵本風のものにそれっぽいことが書かれてた様な気がしなくもないので
華麗にスルーですよっっ!!…………良いのう(ハァ)
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