2009年4月14日 (火)銃を描いてみよう(ハンドガン編)
おはようございます。本日の当番、デザイナーのF.P.Uです。
前回に引き続き、PはPrivate(二等兵)のPです。
最近、コッキングレバーが左側にあるスナイパーライフルを、右利きのキャラクターが使っているマンガを発見してしまいました。
「あちゃぁ~・・・これは左利き用じゃない・・・」
剣や銃器といった「武器」は、必ずといっていいほどゲームやマンガ、ドラマ等にも出てくる要素なので、クリエーターとしては詳しくなっておいて損は無い要素だと思います。
しかしながら、まったく身近な物ではないので、詳しくなるには資料やモデルガンを買い込んだりしないと、細部やギミックを調べるのは困難だと思います。
そのためプロでも時々間違った描写をよくしてしまうのでしょう。
という事で・・・また私が語る時がやってきました!!
今回は銃をデザインする際、説得力に繋がる重要なパーツをいくつか語ろうと思います。銃といってもカテゴリごとに特徴があります。今日はハンドガン編という事なので、ハンドガンの特徴となるパーツをあげてみました。
このパーツ(ポイント)を押さえておくと、ハンドガンをデザインする際に説得力が増すと思います。
●スライド●
撃った瞬間前後にスライドして排莢をするフレームの上側の事ですね。滑り止めの溝は、こだわったラインを入れたりするとカッコイイです。
排莢口は、撃つ人の目の前に薬莢が飛んでこないように、右利き用の銃は右にあるのがセオリーです。左利きは左側、M9やデザートイーグル等は上全体が排莢口のようになってます。これはたしか、どちらの手でも使えるようにするためだったような・・・しかし、薬莢はどの方向へ飛んでいくんだろ・・・勉強しなくてわ^^;
デザインとは関係無い話ですが、右利き用の銃を両手に持って撃つと、左手にもった銃から出た薬莢が右手に当たる時があるので、両手の銃を内側に倒し撃って上下に薬莢を飛ばすという裏技があったりもします。
●セーフティ(安全装置)●
安全装置はついていない銃もありますが、ほとんど付いてます。変な所についていると、解除して撃つまでに時間がかかっちゃうので、ほとんどの銃が構えた時に親指が届く範囲についています。
●ハンマー●
撃鉄ともいいます。こいつが弾丸の雷管を叩いて発火させるわけです。まれに内部に埋め込まれたタイプもあります。
あとマガジンキャッチボタンとトリガーがあれば、デザインする際にリアリティーを稼げると思います。
という事で1つデザインしてみようと思います。
スライドとセーフティはシンプルな物にして、滑り止めは縦線ではなく、あまり見かけない丸にしてみよかな・・・。
ハンマーは親指をかけやすいように、ちょっと湾曲したほうがいいかな・・・。
フラッシュライトをつけれるように、レールを前につけて・・・。
グリップは取り外して選べるように境目を描いておこう・・・。
フレームは指の形に合わせた方が握りやすいかなぁ・・・。
できた!
どうでしょ?それなりに現実味のある銃にみえると思います。
実用性などを考えるとまた違ったデザインが見えてくるので、想像して手に取ってみるのもいいと思います。
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