2009年6月29日 (月)Y.A自動化計画
おはようございます。本日の当番、CGデザイナーのY.Aです。
本日は、最近受けてきた某セミナーに触発された!というわけで、
モデル制作作業の自動化と、それによってどのような利点があるか?について、
例を用いて、別の切り口から書いてみようかと思います。
今回は私が料理好きなため、例として「ハンバーグの作り方」を、
モデルの制作過程とその自動化になぞらえて書いていきます。
1.材料を用意し、下準備をする。
味に関わる重要なポイントです。肉の質や調味料によって味の方向性が決まるので、
じっくりと時間をかけて選びます。
また、パン粉を牛乳に浸しておく、肉を常温に戻す等の
下準備も行っておきましょう。
2.材料を刻む
準備した材料を刻む過程ですが、ここで自動化アイテム「フードプロセッサー」を
使用します。
玉葱の微塵切りやキャベツの千切り等、手間のかかる作業を自動でやってくれる
優れものです。
材料を入れスイッチを押すという2ステップで作業が完了するため、
非常に時間が短縮でき、また、以前のブログでプランナーのY.K君がキャベツを
刻む時にやってしまったような「ヒューマンエラー」もなくすことができます。
3.材料を混ぜる
刻んだ材料や調味料を混ぜる過程です。ここでも「フードプロセッサー」が
活躍します。
混ぜるモードを使用することで、素材を瞬時に混ぜ合わせることができます。
ここでのポイントは、作業時間短縮はもとより、誰が行っても、素材を均一に
混ぜ合わせることができることです。
これにより、コンスタントに味や食感のクオリティを保つことができます。
4.焼きあげる、ソースを作る
仕上げの過程になります。ここでは、温度と焼き時間に
細心の注意を払ってください。
ここをいい加減にしてしまうと、むらのある仕上がりになってしまいます。
温度と焼き時間によって味はがらりと変わりますので、
予め、どの程度の焼き具合を目指すのか決めておきます。
目指す焼き具合に添って、温度を一定に保ち、
焼き時間も誤差の少ない範囲で設定します。
また、ソースは味の決め手として重要です。
これまでの自動化の行程によって、一定のクオリティを保ったハンバーグが
出来上がっています。
これにソースというエッセンスを加えることによって、クオリティを保ちつつ、
デミグラスソース、ガーリックソースや赤ワインソース等、
それぞれ異なるカラーを持ったハンバーグが完成するというわけです。
「オメー、さっきからハンバーグの話しかしてないやんけ!」とお思いのあなた!
上記の過程を
1.モデル制作における作業方針、方向性の決定
2.構造体の作成
3.実モデル作成作業
4.調整を含めたフィニッシング
のように当てはめてみてください。
例えば、2の過程にあたる構造体の作成を当てはめてみましょう。
モデルのメッシュやボーンに名前をつける時、手打ちではどうしても
ミスが発生する可能性があります。
このとき、自動でネーミングできるスクリプト等を用いることで
より正確な名前付けができます。
ただし、そのスクリプトが正確に動くかどうかを事前に
しっかりと確認しておきます。
壊れた機械では正確な仕事はしてくれないのと同じです。
どうでしょう、作業の自動化の利点がお分かりいただけたのではないでしょうか。
自動化によって、作業時間の短縮やヒューマンエラーを抑えることによって
作業期間が縮められる他、
クオリティアップのために必要な個所に時間を割くこともできるというわけです。
実際のモデル制作作業では、機械の導入のような一気の自動化は
なかなか難しいですが、
できるところから少しずつでも自動化を行っていくと、
以後の作業効率化に大きく貢献するのではないでしょうか。
(内なる声)え?オススメしている割には自分の自動化は
あんまり進んでいないんじゃないかって?
だからその、少しずつでも自動化をですね…… …ガガガガンバリマス!
いやあ、しかし便利ですね「フードプロセッサー」。
料理する時間がないと言っているアナタ!おひとついかがですか?
料理の幅も広がること請け合いです!
あ、フードプロセッサーのアフィリエイトとか貼っていいですか?ダメ?(笑)
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