2009年7月14日 (火)Can you speak senmon-yogo?
おはようございます。本日の当番、モーションデザイナーのK.Iです。
最近、恥ずかしい出来事がありました。
日本にいながら言語の壁にぶち当たったのです。
専門用語という壁に…
まさか、ここに来てこんなハードルがあるとは(笑)
といってもここ最近は言う側も気を使ってくれて、素人でも分かるような言葉で話してくれるようになりましたが、その分やりとりに困っているのが態度からして分かるので、僕も少し勉強をしました。
あまりにも知らなさすぎると、説明する側も伝える言葉をいちいち選ばなくちゃいけませんしね。
ここ最近僕の周りで使われている用語をいくつか挙げると以下のようなものがあります。
まず、ムービー制作をしていた頃に覚えた専門用語。
・上手下手
文字からして上と下、ですよね?
これは舞台用語で、上は客席からみて右、下は左を意味します。
まぁ当然の如く、異国人の僕は単純に上は上、下は下と解釈し修正依頼対応では唇をかみしめた思い出があります。
この上手下手の由来ですが、これがなかなか深い意味を持っているんです。
舞台では偉い人や、重要な人物などは上手に位置するそうで、一説では、人間的心理から圧迫感のあるものは、右側に遠ざけようとする作用から来ているとも言われているんです。
勉強ってほど大それたものでなくとも、何気なく調べてみると意外な雑学を発見できたり結構面白い。
次に、カメラにモーションをつける段階で覚えた専門用語。
・スウィッシュ
カメラをすばやく切り返す様を言います。
最初に教えて貰った時は、「言葉の発音で理解を」と言われましたが、意外となるほどと思ったのは僕だけでしょうか?
「ス→ウィッ↑シュ↑↑」です。
専門用語かどうかは未確認ですが、専門用語が得意なグローバルな方達が頻繁に使っていたので、きっと専門用語でしょう。
他にも、
・スクワッシュ/ストレッチ
モーションでいう「潰し/伸ばし」です。
動きに緩急をつけるときに用いる言葉です。
潰しは、動きをタメる動作。予備動作です。
伸ばしは、潰しでタメた動作から派生する動作です。
分かりやすく例えると、弾んだボールが楕円形にかわる様子がこれにあたいします。
ディズニーのアニメなどではお馴染みかもしれません。
・スローイン/スローアウト
「先詰め/後詰め」
先詰めは徐々に加速していく動きに対し使われる技法です。
イメージ
始 ○○○ ○ ○ ○ 終
後詰めは初め高速で移動したのち、緩やかな移動になる動きに対して使われる技法です。
イメージ
始 ○ ○ ○ ○○○ 終
・なるはや
なるべく早く。
主に納期が迫った時に多様します。
などなど、在日歴は長いつもりですが、まだまだ業界歴は短いので、
これからどんどん覚えていこうと思います。
その際は、ご指導の程よろしくお願い致します。
専門用語って日常会話のように使われるものなので、お互い気負いせずに使えるように、
いろいろ知っておくと会話の歯車もキッチリあうと思います。
とまぁ、その前に、
まずは関西弁からだな、ん~道のりは遠い(なおす=片付けるって…
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