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2009年7月 7日 (火)ケチのリスク

おはようございます。本日の当番、モーションデザイナーのY.N.です。

先日我が家でちょっとした事件があったのでそれについて書きます。
ちょっと遅くまで作業していたとある日。
帰宅後部屋の灯りをつけようと電灯のひもをひっぱり、点灯確認前に洗面へ直行。
いつものようにそのまま手洗い・うがいをしていました。

すると突然、間近で大きな音が鳴りました。
「ドガシャーン」
ただ事ではないようです。
口に含んでいたうがいの最後の一杯を終わらせると、すぐに音の発生方向に
向かいました。すると…

先ほどひもを引っ張った電灯が、根元から抜けて床に落ちている
ではありませんか。
別に無茶な力を入れたわけではありません。
最初は結果から原因を想像できず、なぜこんなことになったのか
把握するのに時間がかかりました。

2009_0706_01

2009_0706_02

後日状況をよく検分して、下記がわかりました。
・電灯の根元を止めるのには普通使わない、
 ねじ山の低いねじが使われていた
・家の全ての電灯にこのねじが使用されていた

現在のこの住まいのリフォーム時(今春完了)に、業者に内装等質素にして
よいのでコストをなるべく抑えてください
と依頼はしていました。
しかし、このコストの抑え方はまずかったといわざるを得ないですね。

やろうとしていた作業の意味は何なのか、そしてコストを抑えることでどんな
リスクが発生するのか、考えていれば容易に回避できたことのように思われます。

今回は下に誰もいなかったので、ただ電灯が落ちてきたというネタみたいな
話で済みました。
しかし、誰かが座っていたりしたら大きな事故につながったかもしれません。

業者に対する怒りが沸々と湧き上がってきたところで、ふとこういう状況は
開発現場でも散見されることに気付きました。
リスクについてあまり考えることなく、低コストな方法を安易に選ぶと
後々後悔することになる
ということが。
また、問題は見つけた一個所だけに留まらないということが。

デバッグ期間中は特に、問題を探してはその対応について考えるということを
繰り返すので、似たような状況によく対面することになります。

バグを見つけた時には、見つけた一個所の現象とその修正コストに
目を奪われがちになります。
しかし、そういう時は次のような事を考える必要があるようですね。
・まずは同様の問題が考えられる個所を再点検して現象を把握してみる
・状況をしっかり把握して、必要な作業とその意味を考えてみる
・作業コストのほかに、その作業で発生するリスクを考えてみる

開発では誰かがけがをするわけではないですが、けちな手段を選ぶことで
スケジュールを破壊する可能性は十分にありえます。
今回の件ではそんなことにならないよう十分を気をつけなければいけないと改めて思いました。

今は我が家の電灯は全てねじ山の大きなねじでしっかり固定し、
ひもは引っ張ることができないよう上の方で巻いています。

2009_0706_03

これでひとまず安心?
いやいや、ちょっと他の不具合が無いかも気になってきましたよ…。

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