2009年11月11日 (水)実りそこなった果実は、甘いか酸っぱいか
おはようございます。本日の当番、プランナーのK.Mです。
ちょっと遅れてアクセスゲームズ(AG)に実りの秋がやって来ました!
そうです。社内企画コンペ、審査開始の季節です!
社員全員が応募資格を持ち、若手からベテランまで同じ土俵でがっぷり四つな
戦いを繰り広げるワクワクイベントが、昨日のK.Tさんのブログ日記の通り
応募〆切となり、審査が開始されました。
最後の追い込みで休日をつぶした人、徹夜をした人、自宅で作った企画書を
会社で読み込むとレイアウトが崩れてパニクる人など、〆切間際のAGは
静かな熱気に包まれていました。
プランナーな自分は、もちろん「ゴー!2コ出しゴー!」という
社内キャッチコピーに応えて、力作を2個応募。
本当は、3個目を出したかったのですが、〆切の数日前に電撃的に思いついた
企画案は、結局まとまりきらず、あきらめてしまいました。
悔しいので今回、このあきらめた企画に何が足りなかったのか
分析(言い訳?)をしてみたいと思います。
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ゲームタイトル「□+▽=○?(しかく・さんかく・まる)」
・顔と顔を足して別の顔を作るゲーム。「□顔+▽顔=○顔?」
・モーフィングという画像の中間点を取る技術で、実写写真の2つ顔を合成する。
・配られた数枚の顔写真から「この顔いらん!チェンジ」とか言いながら選んで
合成してゆき、「うぁっちゃ失敗」、「なんか鳩○首相に似てきた…」とか
喚(わめ)きつつ…、
→①皆で競って「一番かわいい(かっこいい)」顔を作るゲーム。
→②皆で競って「お題の顔」、例えば「つのだ○ひろ」に似せて作るゲーム。
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上記ゲームアイデア、通勤中にすごく個性的な顔立ちのOLさんお二人が
並んで歩いているのを見かけた時にパッと思いつきました。
「このお二人…+して÷ったら……□+▽=○ …良い感じになるんちゃうん?」
だいぶ昔、ニュートンという科学雑誌の「平均顔」を書いた記事で、
無作為に選んだ数十人の顔を上記技術を用いて混ぜた写真が載っており、それが
かなりの「美人」「ハンサム」で、衝撃を受けた記憶の影響もあるかと思います。
このゲームの魅力は…
・自分の顔は棚に上げておいて、人の顔をとやかく言うのは楽しい!!
・人の顔を弄(もてあそ)び、ゲラゲラ笑う不謹慎さが刺激的!!
・対極の「個性的な」顔が組み合わさる事で、「奇跡」が起きた時の驚き!!
…と、なかなかキャッチーなゲームにできそうだと思うのですが、
ゲーム企画書化すべく構想していくと、色々な壁にぶち当たりました。
壁①トランプ並のシンプルカードゲームにしたいけどまとまらん…
壁②対戦当事者同士による「多数決」決着システムの行き詰まり
壁③ユーザーに顔写真提供して貰った際に想定される諸問題
壁④これイケる!感が沸いてこない
中でも、④が一番引っかかりました。
現時点の練り込みでは、「ネタ」レベルを脱していない…。
昨今、ダウンロードゲームなど多様な媒体があるので、このゲームがミニゲーム的な
「一発ネタもの」である事に引っかかった訳ではありません。
頭の中でプレイしてみてもモヤモヤしたところがあり、しっくり来ない。
自分の中で不安な要素があると、どうしてもそれが企画書に出てしまいます。
そんな時には、人に相談するとか、自分の中でゆっくり熟成させるとか、
色々な方法でもう一段階引っ張り上げ、自分自身がワクワクできるものに
しなければいけません。
で、今回はブログ日記にしてみるという方法で引っ張り上げてみようとした訳です。
うん、書いたおかげで、ちょっとだけワクワクできるようになってきました!
こりゃ早速来年のコンペに向けて動き出すしか!
おっと、今年のコンペの審査が始まったばかりなので、いくら何でも気が早いか…。
と言う訳で、今年のAG社内企画コンペ、審査始まりまーす!
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