アニメのススメ
おはようございます。本日の当番、モーションデザイナーのI.Hです。
最近、某有名アニメのDVDを見直しているのですが、内容はもちろんとして様々な
アニメならではの表現が盛り込まれていて非常に面白いですね。
よーく見ていると現実にはこんな動きしないけど、こうやって動かした方が表現としては面白いよなぁというものもよく見かけます。
ベタなやつですと、崖に向かって走って行き、勢い余ってもう地面が無いところまで来てしまっているのに、その場でスカスカ足踏み。
その後、いったん足場が無いことを確認する余裕まであるはずなのに、足場を確認してしまうと最後、落下してしまいます。(きっと、「足元を見る」というフラグが成立すると落下というプログラムが組まれているんでしょう。)
峠道を猛スピードで走る車がカーブするアニメなど、遠心力で車が傾いてしまっていて完全に落ちてるでしょ、って感じなのにタイヤのグリップのみで何とか曲がれる。(しかも車は伸び縮み。)
こういったアニメっぽい表現は、ゲームモーションを作る上でも非常に役立ちますので重宝しています。
作っているゲームの世界観にもよりますが、ゲームの中の世界では物理法則なんて
無視した動きはいくらでも出来ます。しかし、全部が全部そうなってしまうと動きに全く説得力が無くなってしまいます。
ゲームの世界では物理法則を無視した動きと物理法則を重要視した動きをバランス良く同居させることが重要なのです。
また、アニメを見ていて何でもないシーンへのこだわりに関心しました。
昔は何気なく見ていたので気にも止めていなかった、むしろ自然過ぎて気が付かなかったのかもしれません。
どういったものかと言いますと、
例えば単純にキャラクターが橋を渡るシーン等です。
このシーン、ストーリー上はキャラクターが橋を渡ってくれさえすればそれでOKなんです。しかし、渡っている途中で橋の一部が欠けて川に落ちたり、川で魚が跳ねたり等、何か一つ味付けがされています。
これらの動きは無けりゃ無いでも良い訳です。
よく見てみるとアニメの随所にそういったものが織り込まれていることに気が付きました。となってくると、こういった表現は必須なんじゃ無かろうかと思うようになってきました。
そういった味付けを盛り込むことで、そのシーンを少しでも印象的にしているのでしょう。
これもきっと、ゲームで行うとより自然な表現をするための一つのスパイスになると思います。
こういった感じでアニメには、面白いモーション表現をする上でのヒントがたくさん隠されています。
もっともっと、色々な作品を見て引き出しを増やしていきたいなと思います。
| 固定リンク
「モーションデザイナー」カテゴリの記事
- 見直してみる(2012.02.10)
- 温故知新(2012.02.09)
- ICEを使ってみる 第4回 プロジェクト格子点 境界抽出(2012.02.08)
- 凍み豆腐は硬いんでしょう?(2011.11.16)
- 準備と計画(2011.11.15)












コメント