2010年5月11日 (火)色色々
おはようございます。本日の当番、CGデザイナーのF.Uです。
唐突ですが、みなさん色を特別な名前で呼んでる事はありますか?
最近、携帯や車のパンフレットを見ると、白色の仲間だけでも「クリスタルホワイトパール」「プレミアムホワイト」「ホワイトソリッド」等、色々あります。
塗料はかなりの種類があり、その中にはカッコイイ名前のものも多いのです。
(宣伝用に考えた呼び方なのかもしれませんが・・・)
さて、今回はミリタリー方面でよく使われる色名を少し紹介したいと思います。
下の写真の衣類の色はミリタリー方面では、なんという色名でしょう?
色幅に差がかなりありますが、一応どれも同じ色として販売されていた製品です。
これは、軍事関連に多少知識のある人には簡単だと思います。そうです。正解は『オリーブドラブ』です。
略してOD(オーディー)色とよんだりもします。昔、アメリカ軍の装備や車両の塗料によく使われた色です。そのためミリタリー方面ではかなり普及した色です。
正確なRGB値は決まっているようですが、写真のように、コットンやナイロンによって発色が違ったり、生産するメーカーによって個体に差異がでるため、よほど離れた色にならない限り「オリーブドラブ」と呼ばれ、「ミリタリー方面でよく言う深緑」といった存在になってるようです。
そのため、ミリタリーを模した製品や、サバイバルゲーム用品のほとんどは、写真のような色の場合、パッケージにOD色と書かれています。
それではもう一問、このような色はミリタリー方面では
なんと呼ばれているでしょう?
デザート?ダークイエロー?いえ・・・
これは、『TAN(タン)カラー』と呼ばれています。
『カーキ』でも正解領域だと思います。
(細かい事を言うと、やや赤みのあるのがTANだったと思います。)
「カーキ」はたしか、もともと軍服から普及した色名だったので、よく使われるのは解りますが、「TAN」はどこから普及したのかちょいと解りません。「TAN」は、たしか「なめし皮」といった意味合いから取られた色名だったと思います。通常の衣類でも時々使われている色名です。
砂漠地帯での装備に使われる色なので、ミリタリー方面でよく口にするようになったのは湾岸戦争があった頃からでしょうか?最近になってよく使われるようになった色名だと思います。
ちなみに、もう少し黒みがあるものは『コヨーテブラウン』『ダークアース』といった呼び方になります。
この辺りはミリタリー方面で常時使う色名なので、上記のカラーの装備品や銃を見たとき、「お!TANカラーじゃん」と言うと、「こいつ通だな」と思われるはずです。また、文章的な事ですが、デザインした兵器や装備のカラーパターンをこういった色名で呼ぶ事によって、説得力が増したりすると思います。
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