2010年7月27日 (火)音のある世界
おはようございます。本日の当番、モーションデザイナーのI.Hです。
太陽の日差しも鋭さを増し、夏真っ盛りの今日この頃。
お祭り本番を近々控え、ワクワクしている私です。
私の近況は良いとして、最近音楽や効果音の偉大さをありありと感じています。
例えば、良く聞く自分の好きな音楽や思い出の曲。
自分の経験やその時の状況による所もあるのですが、その曲を聴くとある季節が思い浮かんだり、思い出の情景が目に浮かんだりしますよね。
落ち込んでいる時にある曲を聴くと元気が出てきたり、しみじみと感慨に浸ってみたり。
私の好きな曲の中に久石譲さんの「Summer」という曲があるのですが、この曲初めて聞いた時、震えました。
歌詞の無いインストロメンタルの音楽でこんなにも、夏らしさを表現出来るものなのだなと。
初めて聞く曲であるにも拘らず、頭の中には懐かしい夏の日の思い出が鮮明に浮かんできたことを覚えています。
ゲームで言うと、プレイしていることは変わらなかったりする場面でも、BGMを緊迫感のあるものに変えるだけで、プレイにも緊張感が出てくるといった事は良くありますよね。
また、効果音についてもゲームの雰囲気を作る上で、非常に大きな役割を担っていると思います。
例えば、重そうなものを振り回すモーションを作ったとしましょう。
3DCGソフト上で、重い物を振り回すことを意識して、重量感のあるモーションを作成します。
それをゲーム画面で確認すると、確かにそれが再現され問題無く動いている訳です。
よしっ!重そうに動いてるぞ!と。
当たり前の事ですが、私が作ったモーションが始めて画面に出た時、効果音はありません。
後々そこには、地面に叩きつけた時の効果音や、振り回した時の風きり音等が追加されます。
その時に再度確認すると、以前確認したモーションに数倍の迫力が出ています。
音とモーションがマッチした時には、感動を覚える事がよくありますね。
ただし、効果音が想定していたものと違った場合は、アレッ?となってしまいます。
上記の場合で言いますと、重そうに動かしていても軽い効果音が入っていると、その行動は軽いものに感じてしまいます。
こんな時は、どれだけ頑張って重量感のあるモーションに調整し直したとしても、やはり軽いのです。
これは、失敗のパターンなのですが、それだけ音による印象というものは大きいということですね。
このように、音の必要性を再確認した今日この頃です。
帰ったら、優しい音楽に疲れを癒してもらうとします。
さ~て、今度の休みには、某アニメと某3DCGアニメの映画を見に行ってモーションの凄さを再確認してきましょうかね!
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