2010年12月20日 (月)インパク知~♪
おはようございます。本日の当番、モーションデザイナーのK.Cです。
遅れてきたルーキーと呼んでください。はい。最近古いネタでも恥じません。
私は以前「縦でもなく横でもなく、それは中割り社会」ってタイトルで
補間でよさげなとこも1枚挟んでみよう的なことを書きました。
さて、今回はその派生とも言える事例をお話しましょう。
スポーツ番組などでもよく言われる次のフレーズ。【動きの基本は腰】
このことはモーションを作成する上にも基本となってきます。
押す/引く/持ち上げる/投げる/蹴る/殴る…等々例を挙げればきりがありません。
ですが、これが当てはまらないモーションももちろん存在します。
その一つに【外部からの力】によって行うモーションってのがあります。
自発的に動こうとするモーションに対し、自分以外の力で動いてしまう。
この場合、どうしても動きの起点が力の加わった点と方向になります。
ですが、特に突発的に加わった力の場合その【絵】はほとんど視認できません。
なんか難しいことを書いているようなのでここで具体的な例を出します。
以下の銃を撃っているGIFを見てください。どちらかに1枚
その【突発的に加わった力】を加えたものとなっています。
はい。例によってマウスで一発書きでございます。タブレット?美味しいのそれ?
よく見てもらえば下の方が撃った瞬間の絵が入っているのがわかると思います。
まぁ、この速度では余分に見えるかもしれませんが、秒間30やら60の表示で
一瞬入れると動きが締まると思います。
そもそも銃を撃ったキャラは反動を抑えようと動きます。それがこのGIFの
後半部分に当たるのですが、撃った瞬間は抑える力が腕に伝わる前に衝撃がきます。
ちなみに分解すると下の絵がそれにあたります。
まぁ、もちろん訓練された人なら最初から抑えることも出来るでしょうが、
この絵を入れた方がリアルっぽく伝わるのではないかと思われます。
…で、実はこれ。アクションゲームでよくあるダメージ表現にもよく使います。
下の絵の1から3へ動く間に2のように打撃点/反作用で引いた顎/踏ん張った下半身
これらを表現した絵を最初に入れてやると食らった感が出ます。
え?棒人間過ぎて伝わらねぇって?心だ!心で感じr…いや。察して下さい。
と、ここまで知った風に偉そうに書いてますが、何を隠そうこれは私が
昔ドット絵をやってた時に教えたもらった表現だったります。
銃の方は3Dをやるようになって応用で自分なりに考えましたが、
(ドットの表示タイミングでは上記のGIFのように逆に邪魔に見えかねないので)
ダメージ表現の方は昔の格闘ゲームなどを掘り起こして見てもらったら古典的表現
とわかって頂けるかと思いますよ。
んむ。時代が進んでも【温故知新】って訳ですよ。
ああ、またタイトルに内容がイマイチ噛み合わなかったか…。
所謂インパクトの瞬間の絵って話でそういうタイトルにしたのに
ネタ的に自分がおっさんってのばらすだけになってしもうたなぁ…。
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