2011年1月19日 (水)順序
おはようございます。本日の当番、プログラマーのG.Iです。
世の中には、適切な順序でこなさなければ上手くいかないことが沢山あります。
例えば、コップに水を入れる前に飲むとか、風呂から上がった後に体を洗うとか
寝る前に起きるだとか、、、まったく上手くいかないですよね。
えーつまり何が言いたいかというと、
それはゲーム制作にも言えるということです!!
プランナーが仕様を決めて、デザインが素材を作り、プログラマーが組み立てる。
基本的な役割分担ですが、当然ながら仕様が確定する前から、プログラムや
素材作りをしてしまうと最終的に作り直し、、なんてはめになってしまいます。
もしそんなことになったら、スケジュールも変更しなくてはなりませんので
大きく時間を無駄にしてしまいますよね。
ゲームを制作する上でのトライアンドエラーは必要ですが、こんな間違いで
時間をロスするのは非常にもったいないです。
実は、プログラムの設計にも同じことが言えます。
1、投げる人を動かす
↓
2、投げられる人を動かす
↓
3、表示する
上記は投げアクションを行う際の、プログラム設計を単純化したものです。
例えば、上記の2番目と3番目を入れ替えると、投げる人と投げられる人の
動きが1枚づつ表示がずれてしまいますので、上手く組技に見えなくなって
しまいます。
さらに単純化してみます。
1、キャラクターを動かす
↓
2、表示する
これでも順番が逆になってしまうと、初めに一瞬だけ何も表示されなかったり
動いていないキャラクターが表示されてしまったりと、変になってしまいます。
それだけならまだいいですが、最悪の場合だと一番初めの表示が上手く
いかずにプログラムがストップしてしまう可能性もあります。
こんな順番まちがえねぇよ!!
、、という人もいるかもしれませんが、
実際には、背景やエフェクト、シーンの切り替え処理などが入り混じってきて
むちゃくちゃ複雑になりますので気をつけてください。
ちなみに、プログラムの組み方にもよりますが、一度組んでしまった順序を
後から変更するにはすごく手間がかかります。
初めから組み直したほうが早い場合も出てきます。
ですので、設計段階でその順序をしっかりと決める必要があるのです。
基本的なことですが、これが実はできない人が意外と多いんです。
私も昔は、全然できてませんでした。
もしプログラマーで、この記事を読んでドキッとした人は
今後は、書き始める前にしっかりと設計を行うことをオススメします。
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