2011年5月27日 (金)なが~いの
おはようございます、本日の当番、CGデザイナーのH.Sです。
突然ですが、旅行に行きたいんですよ。
それも、一泊二日とか急ぎ足になるようなのではなく、一ヶ月、いや一年くらい
滞在できるような、なが~いやつです。
なんでそんなことを言うかといいますと・・・
先日、家の大掃除をしました。
丁度友人たちが前触れも無く遊びに来て、ゴミ出し等を手伝ってくれたのですが、
しばらく開けていなかった荷物の中から、専門学校時代に描いた絵の数々が
出てきたのです。
もう見たくもないような絵がたくさん出てきて、穴があったら入りたい状態に・・・
それはまぁいいとして。
専門二年目くらいに描いた水彩の風景画が何枚か出てきまして、懐かしく
思いながらあれこれ眺めていると、とある二枚の絵を見て友人が不思議な
ことを言ったのです。
「そっちの絵とこっちの絵だったら、そっちの方が多分うまいんだろうけど・・・
なんかこっちの方が好きだな」
ん?うまくない方が好きってどういうことだ?
ちょっとうまいけど振られてしまった可哀想な絵は、丁度在学中に旅した先の
景色がモチーフで、授業で習ったことを思い出しながら描いた記憶があります。
時間の関係で描ききれなかった部分はデジカメで撮ってもらい、それを見て完成
させました。
それには劣るけど、なぜか好かれた絵は、古臭い田舎の風景を描いた絵で、参考
資料も何もなしに描いたものです。
なんでかね?と、休憩がてら話していると、少し理由がわかりました。
振られてしまった絵は、きれいだけど、それだけという感じだそうで。まぁ旅行先の
きれいな景色見て描いたからね、きれいじゃなかったら泣いちゃうよね。
友人が好きだと言った田舎の絵は、建物の侘び具合、その辺にある小物や植物、
全体的な色合い、そこから生まれる空気は、私が長年過ごした故郷の田舎にある
ものだらけで、住んでなきゃわかんねーよ!というくらいだったようです。
自分ではフツーに描いてたからわからなかった・・・田舎者でよかった!
技術の差は多少あれど、その点が大きな差として表れたということでしょうか。
そこで過ごした時間や、得た経験、土地に対する思い入れの差は、ヘタレの
絵描き学生の絵からもわかるものなんですね・・・!
リアリティがあるとかないとか、よく耳にしますし、他の人の作品を見てなんとな~く
感じたことはありますが、自分で体験したのは今更すぎますが・・・初めてでした。
ゲームには更なるリアリティ(見た目だけの問題ではなく)が
求められる時代だというのに、体験するの遅すぎなんだよー!
今から取り返したい、その遅れ!!
とりあえず長期の旅行に行って、その土地のおいしいものをたくさん食べて空気を
吸ってのんびり過ごしたら、その土地の空気感を再現できるように
なるに違いない!
旅行行きたい!!なが~いの!!!(シツコイ
・・・まぁ、一年は無理でしょうけど、一週間くらい旅をして、写真集や映画では
わからない、色々な土地の空気を感じてみたいものです。
やっぱり、何かをリアルに表現したければ、体験することが一番なのかな、と
思いました。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
「CGデザイナー」カテゴリの記事
- 心休まるアニマルホリデー(2019.03.14)
- 本格スパイスカレー作りに挑戦!(2019.02.21)
- ジョジョ展に行ってきました(2018.12.27)
- 京のかたな展に行ってきました!(2018.11.15)
- 熱い戦いは続く(2018.11.01)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント