2011年6月15日 (水)データは人それぞれ
おはようございます。本日の当番、CGデザイナーのE.Fです。
ゲーム開発は大人数で作業することが多いので、
様々なデータの扱いには気を使います。
自分の触っているデータを他の方が修正したり、手を加えることもあれば、
逆に、他の方が触っているデータを自分が修正したりすることもあるのです。
なので、誰が触ってもわかるように、データの整理は心がけなければなりません。
というのは、良く聞くお話です。
今、私は他の方のデザインデータを引き継ぎ、触る機会が多く、
他の方のモデルや画像、仕様書のデータに、誰が観てもわかりやすくなるよう、
どのような工夫をされているか勉強になったので書いてみます。
他の人が扱っているデータを開けてみると、その方らしさが見えます。
ある方のデータは、
「不必要なデータは皆無!画像データはすべて統合され、綺麗さっぱり☆
修正依頼が来たときは、上から上から自由に修正していってね♪」
私はこのタイプのデータが好きです。変に悩むことなく、自由に修正できるので。
ただ、画像内で使い回し等がされている時は、慎重に修正しなくてはなりません。
ある方のデータは、
「階層構造バッチリ!仕様書に書いてある構造と同じだから迷う事がありません!
データを用意できたら仕様書をみて!その通りにすれば失敗は無い!!」
仕様書を観て…こうしてあぁして…おぉお!できた!!
もし、エラーが起こったら自分の作業工程に問題があったと一目でわかります。
ある方のデータは、
「とりあえず、途中の経過も踏めるように、色々セットにしといたよ♪
使い方等、詳しくはテキストとかエクセルにまとめたから見てちょ☆」
アクションやら、スクリプトやらが一緒に入っていましたデータですが、
それを使うことで、修正依頼が来た時の作業時間は各段に短くなる、
柔軟性があり、修正過程も想定されたデータです。
このように、色々な個性(?)溢れたデータを扱います。
どれも綺麗に整理されてあるので、わかりやすく扱いやすい印象を
受けました。
さて…他の方のデータを扱ってみて、自分のデータは他の方にとって
本当に扱いやすいデータだったのだろうかと考えさせられました。
データの作業成工程は、きっちりエクセル等にまとめていたのですが、
ここはわかりにくいんじゃないか?とかこれじゃ不親切だろう…と無駄に考え、
あまりにも丁寧に書き過ぎてページ数が多い書類になってしまったり。
画像データでは、もし影の修正依頼が来たときの為にこのレイヤーは残して…
光の調節はこっちのレイヤーで…とレイヤー数が膨大になってしまっていたり…。
モデルデータでは、仮配置してみた使わないモデルをそのまま置きっぱなしに
なっていたり…。
作業途中で、他の方も私と同じ考えで、同じデータ(画像のレイヤーも含め)の
持ち方をしていれば、なんとなく理解ができ、作業をすることができると
思いますが、理解するまでに結構時間がかかり…。
あまりにも扱いにくいデータでした。
これからは他の方のデータも参考に、他の方が手を入れることになっても
作業しやすいように、自分が作業を終えたデータは、きちんと整理整頓し、
また、書類等を作る際には、わかりやすく簡潔丁寧に仕上げ、
他の方にも作業しやすい、わかりやすいデータ作りを心がけていきたいです。
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