2011年7月28日 (木)「理解する」を理解する。
おはようございます。本日の当番、プランナーのK.Kです。
前回のエンターテイナーその1「起」にて、
『人を楽しませる事』への第一歩は、人を理解する事だと言えます。
という内容をお伝えしました。
「普段において相手を理解し、楽しませてみよう!」と提案しましたが、
実はこれ、どのビジネスにも役に立つ基礎となります。
この一連の行為を、ビジネス用語に置き換えれば、
相手を理解する。
・マーケティング(情報収集)
・リサーチ(解析・研究)
相手を楽しませる。
・プランニング(企画立案)
・プレゼンテ―ション(提案)
営業職では特に密接な工程で、営業先が何を望んでいるのかを分析し研究する。
そして自社製品の必要性を提案し、決裁者がハンコを押す所までを計画します。
つまりは、対象者に対して、喜ばす事やサービスを提供とする
行為というのは、プライベートにおいても、ビジネスにおいても必要な、
コミュニケーションスキルと言えます。
今回は「理解する事」についてさらに書かせて頂こうと思いますが、
皆さんは「知る」と「理解する」の違いについて、どうお考えでしょうか?
あまり考えられていない方も多いかもしれませんが、
本を読んで得た知識や教えられた事は、ただ知っただけで、
理解したという事には、まだ到りません。
どれだけ、学んで得た知識でも、それは知り得た情報であって、
本質を理解しているかどうかは別の話です。
では何をもって“理解する”“理解できているか?”と言えば、
“人へ説明する事ができるかどうか”です。
説明をする行為は非常にメリットがあり、
今まで得た知識の確認と、現在の状況整理、
これから解決しなければならない問題点など、
そのすべてを一度に理解する事ができます。
よく比べられるものですが、
「指示した事を、理解できるスタッフ」と、
「指示した事を、理解できないスタッフ」。
査定にも影響の出そうな、大きな違いのように思われますが、
実は、たった一度、“復唱(説明)する”ことをしている人か、
していない人かの違いだったりもします。
A「今の指示内容、解った?」
B「はいもちろんです。」
A「…はいよろしく」
で終わる人と。
A「今の指示内容、解った?」
B「はいもちろんです。サンプル映像を作れって事ですよね」
A「そうだけど、テーマに合わせた、映像構成を意識してね」
B「では例で言えばA社の○○のような雰囲気のものを作りますね」
A「そうそうよろしく」
このように、復唱(説明)していれば、理解不足による作業ロスを防ぎ、
リテイク数の軽減にも繋がる可能性が高まります。
上司やクライアントによる指示により、知り得た情報に対して、
復唱する事で本質を確認し行動に移すのか、
復唱を怠り、独自の解釈で行動に移すのかの違いは、
プロジェクトにとっても、大きく左右するわけです。
相手が話した事を聞く事が“理解する”という事ではなく、
相手が話した事を聞き、自分がその本質を、理解し説明し相手が
納得する事が、より正しく“理解する”ことだと言えると思います。
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