2011年9月27日 (火)固定観念とは恐ろしいもので・・・
おはようございます。本日の当番、プロデューサーの角和です。
今年に入って、アクセスゲームズではかなり盛り沢山な出来事がありました。
まずは、2月に北米で行われた【GDC2011】でのSWERYの講演。
次に、7月には、『Red Seeds Profile(欧米タイトル『DeadlyPremonition』)』のゲームオンデマンドでの配信。
また、9月に日本で行われた【CEDEC2011】では、GDC2011に引き続き、SWERYによる講演。
そして、つい先日東京で行われた日本最大のゲームショウ【TGS2011】で、アクセスゲームズにてクライアントと鋭意開発中のタイトル出展など、本当に話題につきません。
これらの内容にご興味のある方は、是非、【EVENT REPORT】と【Cafe SWERY65】のバックナンバーをご覧ください。
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さて、前置きはこの辺にして、今回は引き続き、僕の開発ウラ話をお話ししようと思っていましたが、ちょっとプライベートで気になったことがありましたので、今回はそのお話をしたいと思います。
先日、家族の買い物に付き合ってショッピングモールに行った際に、併設されている外資系おもちゃ量販店に、何か面白いものは無いか物色をしていたところ、時期的に悪かったのかこれと言って何もありませんでした。
で、出口に向かったところ、レジ手前のワゴンに目に止まる物が、、、。
それは、【カップ○ードル発売40周年記念 ○ンプラ付】です。
このところ、カップ○ードルと○ンプラのカップリング商品は結構販売されており、こちらも、見た目は2個のカップを横長の箱に収めたシンプルな物ですが、それでは何故特別に目に止まったかと言うと、、、
『なんか違和感が!?、ボディの上半分が「青」ではなく「赤」のカラーリング、なるほど「オリジナルカラーVer.」だからか!!』
でも、限定モノ好きな僕なのに、なぜか納得できない。
とりあえず手に取って、パッケージに描かれている見本をじっくり見ていると、最初の違和感の原因に〝はた〟と気付きました。
それは、オリジナルカラー自体に原因があるのでは無く、そのカラーリングこそ、そもそもは〝量産型のあれ〟に近い物だったからです。
ご存知の通り、量産型のあれは、コスト削減の為に再設計された物(性能の違いはウィキにお任せするとして)ですが、放映当時もそのカラーリングの〝簡易さ〟には気になっていました。
大雑把に違いを挙げると、下記の通り。
①顔が簡単
②上半身が「赤/青」の塗り分けが無い
③下半身にむけて極端に線が少ない(シンプル)
たったこれだけの事で、こんなにも印象が違うのか?!
これまでも、オリジナルカラーの物が出ていたはずなのですが、今回のオリジナルカラーに絡んでくる〝量産型〟のは、上記の②だけ。
①も③もほぼ元の○ン○ムのままなのに、なぜここまで量産型っぽく感じてしまうのか?
勿論、上半身の色数の少なさにも原因があるでしょう。
上記の3点ともお話し上の設定からきている部分もあるとは思いますが、おそらく、制作上、作画や彩色に苦労しない様に考慮している事もあったと思います。
が、しかし、僕が量産型っぽさを感じる最大の要因、それは、初放映から今までこのカラーリングは量産タイプの物だったからであり、その時擦り込まれた〝固定観念〟が、僕にそう感じさせている原因なんだと分析しました。
その証拠に、その夜自宅で組み立て着彩を開始し、時間がたつにつれ徐々に量産型っぽさが払拭されていき、完成した頃には見事に違和感が無くなってしまったのですから。
つくづく人間の固定観念と言う物は恐ろしいと思いつつ、これをそのまま踏襲するのも、逆手に取るのも制作者サイドの手加減ひとつであり、受け手側にいろんな印象を与えることが出来る事を良く理解して、僕たちも作品作りをしていく必要があるなと、改めて考えさせられました。
ちなみに、完成したものは、自宅にあるショーケースの、一番目立つところに飾っています。
勇気のある方は、何かの脇役機体を、「全身赤」のカラーリングと頭部にブレードアンテナをカスタマイズしてみて、全身ほぼ一色なのに、誰かの〝専用機体っぽさ〟を感じるか、どなたか試してみてください。
※僕はちょっと、今回の組み立てで疲れたので、当分無理そうなので
それではまた。
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