2011年11月 8日 (火)気持ちになって考えてみる
おはようございます。本日の当番、モーションデザイナーのN.Kです。
このところデモを作成する機会が多くなり、
カメラワークの勉強になるのではないかと、映画やドラマ、
CMのカメラワークを注目して見るようになりました。
特にCMでは、自動車のCMに興味を持ち始めております。
短い時間の中で、商品となる自動車を魅力的にプロモーションするのか、
どのように自動車の美しいフォルムや特徴を映すか、
という点で勉強になると思ったからです。
会社によっては、メイキングを公開しているところもあります。
撮影風景や時にはアニマティクスを見られたりと、
なかなか貴重な情報を得られ、新しい発見にも繋がります。
さてさて、自動車のCMでは街中や大自然の中をスピード感ある走りで
駆け抜けるというシーンが見られます。
過去にスピード感のあるカメラワークを付けているときに、
とある方から言われたアドバイスがありまして・・・、
「カメラマンの気持ちになってカメラワークを付ける」
どういうことかと言いますと、例えばカメラの前を猛スピードで走り抜ける時。
途中までカメラでフォローしても、目の前を通り過ぎる時はスピードに追い付けず、
フレーム内に収めることができません。
その上、追いかけようとして勢いでカメラを振り切るので、
対象物から大きく逸れてカメラの方が通り過ぎてしまいます。
ですがまだカメラに収めようと、対象物へカメラが追いかけていく・・・という感じです。
少し分かりづらくなりましたので、流れを簡単にまとめると、
1、対象物をフォローしている。
2、カメラ前を通る時、フレーム内に収めようとしてフライングする。
もしくは、スピードに付いていけず遅れてフォローする。
3、カメラを振り切った時、勢い余って対象物がフレーム内から外れる。
もしくは、フレーム内ぎりぎりに収まる。
4、まだフォローする場合は、対象物へとカメラが追いかける。
この流れが正しいということではありませんが、
だいたいはこのような感じになるのではないでしょうか。
シチュエーションにもよりますが、『気持ちになる』という多くは
3、4の項目が大きく作用していると思います。
このようにして、臨場感のあるカメラワークに仕上がります。
手法は他にもありますが、こういった考え方も一種の方法として覚えて頂ければ、
何かのお役に立てるのではないかと思います。
ぜひ、試してみてください。
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