2011年11月17日 (木)影響を与えたものを振り返る
おはようございます。CGデザイナーの西出です。
最近たまたま、ビジュアルチームで西洋美術について勉強することがあり、そ
こで資料をまとめているとき、ふと昔を思い出し、自分に影響を与えたビジュ
アルはなんだったのか?を再認識する瞬間があったので、そのことを書きたい
と思います。
私が好きな画家はいろいろいますが、一番最初に衝撃を受けたのは「サルバドー
ル・ダリ」でした。
多分、父の書斎にあった画集をたまたま手に取ったのがきっかけだった思います
あの何とも言えない
異質な空間。現実と虚構の間。
が、私の心を捉えた瞬間でした。
今見ても、足の長い象、溶ける時計、睡魔に負けたようわからん顔は、新鮮で
理屈を通り越して、脳に直接入ってくる感覚を覚えます。
また、彼の絵画はもちろん大好きなのですが、それ以上に私にインパクトを与
えたのはルイス・ブニュエルとの合作「アンダルシアの犬」でした。
全シーンを通して、まるで夢を頭の中から吸い出したような強烈な映像。
ある意味、既成概念から解き放たれ、思考の自由を得た瞬間だったかもしれま
せん。(だいぶん大げさですが・・・それくらい衝撃でした)
よく聞く映画のキャッチフレーズに「映像化不可能といわれた、あの○○が!
ついに映画化!!」というのがありますが、私が思うにこの作品は文章化は、
絶対に不可能なのだろうなぁと考えています。あくまでビジュアルだけが与え
られる世界であって、それでしか伝えられないものだと。
※全然関係ないですが、「宇宙刑事ギャ○バン」の「魔空空間」も同じ感覚を
覚えた記憶があります。(若い方は知らんだろうなぁ~、「魔空空間にひきず
りこめ~!!」笑)
で、若いころに影響を受けた人物を並べてみました。
ダリ ブニュエル 寺山修二 ギリアム リンチ フィンチャー ホドロフス
キー ※順不同
なんか芸大の学生アンケートの答えっぽいけど、好きなものの原点は、ここに
あるような気がします。またそれだけ影響を与えてくれたってことだと改めて
認識しました。
そしてこの影響を与えてくれた人々に、私は何か共通するものを感じています
が、いまだそれを言葉にできていません。このあたりが自分自身で消化できる
ようになると、なにか次のステップへ行けるような気がしています。
凄く感覚的で、とりとめのない話になり申し訳ないですが、こんなことも考え
てたりします。
ではまた。
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