2012年3月 2日 (金)With Delicate Bad Handle
3月になったものの、まだまだ肌ざむいこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?
梅の開花が遅れているというニュースの一方で、スギは着々と花粉をまき散らしあそばされているとのこと、「スギどもは寒さの影響受けねーのかよ!」と、麦の汁をあおりつつ、テレビにツッコミを入れ、「あられもなく遺伝子をまき散らしやがって、リア充タヒね!」と、悪態をつきながら冷たい布団に身を縮込ませてもぐりこみ枕のシミを広げるのに忙しいプログラマのM.L.Kです(LはLintのLです。Lint&Dust!)。
さて、ここで皆さまに謝らなければなりません(またかよ)。
あ、ちなみに今回はメディアンカットのお話です(またかよ)。
前々回の当番の記事『われら<積>を盗みし者』の最後に、
「で、結果がこれだっ!」
とか大見得きって提示した画像があったんですけれども、すみません、あれ、間違いでした(てへぺろ)。
正しい減色結果はこれです。
な~にが、「あれれ~?なにかへんだよ~?」だよっ!
テメエがおかしいんじゃね~かよ!
…。
…。
ちがうねん~。
前のヤツは前のヤツで一応正しかってんよ~。
今回のヤツは、もっと正しいってゆうか~、数学的に厳密になったってゆうか~、ソース的にイケてないところがあるな~、って思てちょこちょこって触ってみたら、劇的に結果が変わったってゆうか~、前向きにゆったら、改善できたってカンジ~?結果的に結果オーライ?みたいな?
…えーと、いずれにせよ、『スロー・プログラム』での、分割をするたびに色の割り当ての見直しを行うもの(以下、“スローの”)に比べると、クオリティ的にかなり落ちるということですよ。
…なのですよ。
というワケで、比較用。
↑スローの
う~ん、主成分分析を使った減色は、なんか…、グラデーションが汚…い?
てかむしろ、チャンネル軸に沿った単純な分割で減色したヤツよか、汚くない?
というわけで、例のごとく、赤緑2チャンネルの画像を64色に減色した場合の分割を比較してみます。
↑主成分分析の
↑スローの
判りやすい違いといえば、主成分分析のヤツのほうが、分割の密度が均一で、それぞれの分割に割り当てられた面積(すなわちカバーする色の数)が似たカンジといったところでしょうか?
まあ、画像の色分布の特徴に沿った分割をする、という意図には適ってはいますが。
この均一さは、分割する場所を決める際に、主成分上の“分散”が最も大きなところを分割していく、という処理の仕方によるものだと考えられます。
分散の算出方法は、色の散らばり具合を頻度(つまり、含まれるピクセル数)で割るというものですので、含まれるピクセル数が多かろうが少なかろうが、その重みが一緒になってしまいます。
結果として、例えば、緑色のような画像の広い面積をカバーする色により多くの分割を割り当てたほうが望ましいようなケースでも、分割を他の色に割いてしまうということが起こる、と。
そういや、『Outlier of the Everywhere』でも似たようなことを扱ったような(あちらは、外れ値のお話ですが)。
ということで、分割する場所を決める基準として、分散に頻度(含まれるピクセル数)を掛けた値を使ってみました。
おっ、先ほどのよりも緑色の部分が細かく分割されてます
これはなかなかいいのではないでしょうか!
というワケでさっそく減色してみました。
あれ。なにこれ、微妙…。
なんだろう?この切ない気持ち…。
今の切なさを是非皆さんと共感したくて、この読了感ゼロの中途半端な状態で次回に続けます。
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