2012年4月26日 (木)リメイクのメイク
おはようございます。本日の当番、モーションデザイナーのK.Cです。
春。
春といえばプロ野ky…じゃなくて、新番組の季節ですね。
んまぁアニメ好きな私にとっては年4回そういう節目はあるわけですが、
毎度楽しみにしてたりします。
今回のブログはそういう新番組の中でもたまに見かける【リメイク】
所謂昔の人気作品などの焼き直しについて書いてみたいと思います。
昔から定期的に映画、アニメなどでよく耳にすると思いますリメイク。
見どころはいろいろあるでしょうが、私は作られた時代に合わせた
【アレンジ部分】ここにに注目して観ます。
というのも受け手側が最も敏感に反応する要素だと思うからです。
アレンジをやりすぎると「こんなの違う」と往年のファンに酷評され、
そのまますぎると「古臭い」と今のファンから嫌われる。
もちろん「そのままやれ」って人には昔のDVD見ろよって思いますし、
「完全に作り直せよ」って人には他の作品見れば?って感じです。
そう。視聴者全体の80%位がいいじゃん!と思える。この塩梅が非常に難しい。
例えばこんなことがありました。
とあるSFアニメのリメイクだったのですが、元々ミリタリー色の強い作品では
ありました。そんな作品の中のキャラクターの階級が
原作⇒大佐、中佐、少佐
リメイク⇒1佐、2佐、3佐
と変わっていました。これは現在の日本の階級方式になっています。
当時の階級方式がそうだったから上記の呼び方だったのか。
答えは【否】です。
原作は当時昭和40年代、すでに階級方式は後者になってます。
戦後20年。大人には戦中呼び方がまだリアルに感じられた頃、当時の制作側は
一般ミリタリー知識のリアル感では「こうだろう!」と判断したのだと思います。
方や、ネットの普及により情報が豊富な現代において、一般ミリタリー知識は
もっと正確なものになっています。戦中の階級よりも現在の階級方式の方が
リアルに感じられると判断してのリメイク版での変更と想像します。
「リアル」よりも「リアル感」を重視する。
一見変更したかに見える呼び方も、根本の考え方は当時のままなのです。
…と、なぜにこんな穿った見方をしてるかと言えば、これは我々ゲーム制作に
おいても無関係ではないのです。
あ、いやまぁ。私がただひねた性格してるのもあるのですが。
実際、私も以前関わったことがあります。
しかもコラボ作品だったので他社様のキャラクターで…。
ああ。そうさ。そのとおりさ!
お察しの通りよ!
独りよがりで作成し、この表現が今風!とか考えながら失敗したさ!
しかし失敗は次への糧でございます。
今はその辺ちゃんと考えるよう努力しています。
良い勉強になりました。
そう考えたら今となっては良い思いd…当時のファンの方ごめんなさいorz
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