2012年6月29日 (金)だが、それがいい
おはようございます。本日の当番、CGデザイナーのY.Cです。
最近、気が付いたこと!
今、レトロゲームがマイブーム!
据え置き機、携帯ゲーム、PCゲーム、アプリゲーム
ゲームにも色々ありますが、昨今は古いゲームのリメイクや
ダウンロード配信などの手法で比較的、購入しやすくなった事もあり
子供のころ友達の家でしかやったことのないゲームなんかを
ホイホイ購入して遊んでいます。
しかし、昔のゲームは設定やゲームシステムがぶっ飛んでいるものも
ちらほらあり、今のゲームに無いセンスを感じます。
たとえば、異常な高さまでジャンプできるのに
某配管工のおっさんとは違い、敵を踏んでも倒せない(むしろ自分が死ぬ)
ようなキャラが主人公だったり、やたらとコインを取らせようとする
ゲームシステムだったり、謎の玉を取ると異常にパワーアップして
無敵になったり、あげく敵がコインに変化したり(また、コインかッ!)
今、冷静に考えると「なぜ、こうなった?」と思わざるを得ない
ゲームが多いように感じました。
その理由としては、ハードの制約やデータ量の限界などがあったと思われます。
そのことをもっとも物語っているのがグラフィックだと思います。
そりゃあ、20年以上前のゲームに対して「おまえは何を言っているんだ?」と
思われるかもしれませんが、レトロゲームのキャラをよーく見てください。
お気づきになられましたか?
気づいてしまわれましたか?
あの配管工のおっさんも、伝説の勇者も、神に選ばれた左利きの勇者も
屁の突っ張りが不要な超人も、爆弾ロボットも、キセルを持った義賊も
みーんな、3つの色で構成されたドット絵なのです。
当時のゲーム制作事情は、詳しくわかりませんが
おそらく恐ろしいまでの制限があったと予想されます。
その制限の中で、たった3色でキャラクターを作り、動かし、特徴を付ける。
自分がレトロゲームに惹かれる理由は、そういった厳しい制限の中で
面白いものを作り上げ、演出している所にあります。
ゲームを作っていると何かと制限の壁にぶつかってしまい
あれはできない、これは無理だ、という事がたびたび起こりますが
先人たちはそういった壁を乗り越えて20年たった今でも遊んでもらえる
ゲームを作り上げてきました。
願わくば僕もそういったゲームを作り、末永く遊んでもらいたいと思います。
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