2012年7月20日 (金)Let's モーションキャプチャ
おはようございます。本日の当番、モーションデザイナーのI.Hです。
先日久しぶりにモーションキャプチャへ行ってきました。
以前に一度だけ見学要員として行ったことはあったのですが、
今回は計画から撮影までかなり本格的に参加しました。
初めての経験でしたので、色々と問題があったり戸惑うことも多かったのですが、
何とか無事に今回のキャプチャを撮り終えることが出来ました。
良かった、良かった。
ですので、今回はモーションキャプチャの大まかな段取りについて紹介してみたいと思います。
■キャプチャに必要な資料作成
・シーン数、カット数
・字コンテ
・必要アクター
・必要機材
・キャプチャ地形のサイズ
などなど…
↓
■アクターオーディション
・アクション専門アクターオーディション
・カットシーン専門外国人アクターオーディション
↓
■キャプチャリハーサル
・実際のキャプチャ時の環境でのアクション確認
・実際のアクションとコンテを照らし合わせ撮影アクションの練り直し
↓
■キャプチャ本番!
大まかな流れは、上記の様な感じですね。
準備から本番まで、気を抜ける部分はあまりない感じでした…。
(私の経験不足のせいかもしれませんが 汗)
「キャプチャに必要な資料作成」ですが、ここが一番重要になります。
実際どれだけのものを撮るのか。
どういった環境で撮るのか。
地形は?小道具は?
といった感じで決めることが盛りだくさんです。
またここがしっかり決まっていないと、撮影当日にアクターさんへの指示出し等で、
上手く立ち回れなくなってしまうと思います。
「アクターオーディション」も初の経験だったのですが、
選考する立場であっても緊張するものですね。
オーディション用の題目を作ったり、オーディションのブッキングを依頼したり
下準備もいります。
オーディション当日は何人かのアクターさんを見ながら実際に選考します。
それぞれ良いところがあるので、その中から今回のキャプチャで最適と思える人を
見極めなければなりません。
「キャプチャリハーサル」では、本番で撮影するアクションをほぼ決めてしまいます。
ここまでに色々とイメージを作ってはいるのですが、やはり実際のアクションを見てみると、
やっぱり違うなぁという部分が多々出てきます。
そういった細かい最終的な詰めを行います。
ここでのアクターさんや撮影スタッフさんとの打ち合わせで、
本番の進行もスムーズになりますね。
「キャプチャ本番!」。ついに本番ななわけですが、ここが一番の踏ん張りどころ。
ここで撮影したものが実際のデータとなるのですから。
今回はキュー出しから、アクション提案の一部を担当させてもらいましたので、
かなり貴重な経験となりました。
やはり、他人に自分のイメージを伝えるという事は難しいですね。
また、思考もだんだん鈍ってきますので、
テイクの選考のハードルが下がらない様に気を張っておかなければなりません。
時間が経つにつれて、OKの判定が緩くなるから気をつけてと
先輩から助言をいただきました。
内容については秘密で申し訳ないですが、
モーションキャプチャは上記のような感じで行われます。
まあ、まだここから出来た素材を編集してゲームに組み込んでいく作業は
丸々残っているんですけどね 汗
今回は非常に良い経験になったと思います。
この素材を活かして良いモーションを作り、面白いゲームにしたいと思いますので、
よろしくお願いします!
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