2012年8月30日 (木)人類が撮影しました
おはようございます。
本日の当番、プランナーのN.F.Hです。
Fは夏の思い出に心に刻んだfin(ヒレ)のFになりました。
記録には残らなくても記憶には残る、そんな夏の思い出です。
さて、このブログを愛読されている方々はご存じでしょうが、AGでは
プロジェクト終了時に長期休暇をもらえることがあります。
私もお休みをいただきましたが、社会人になるとそうそう長期間休めることなんて
ありません。
この機会をなんとか上手い具合に活かすとすれば、やはり旅行しかない!
そんなわけで行ってきました、北海道! 知床半島! 世界自然遺産!
今回の目標は野生動物なので、いつものコンデジを一眼に持ち替えて、いざ旅立ち。
今回はゲーム開発にまつわる話なんて全くありません!
なんせオレは休暇中だからな!
まずはこちら、知床五湖。
湖までは地上を歩くのではなく、木造のテラスっぽい道を歩いて行きます。
オッシャレ~ではありません。地上は野生動物のテリトリーだからです。
おわかりいただけただろうか? 中央に1匹のシカが映り込んでいます。
さらにここはヒグマがよく出没するエリアなので、人類をヒグマから守るための
施設でもあるのです。
ちなみに、この日もヒグマの発見報告があったため、五湖に向かう道はここを
除いて全て封鎖されていました。
続いて船からのクルージングツアーで目撃したヒグマの親子が2件!
肉眼では発見できない位遠くから、最大望遠で撮影しています。
ヒグマは全長は約2mほどまで成長し、時速50km/hで走ることができるそうです。
万が一にでも山道で遭遇してしまった時は・・・覚悟が必要なようです・・・。
さらに船長からはイルカの発見報告が!
おぉ、ホンマや! 野生のイルカや! 背ビレだけしか見えへんけどイルカや!
早速、パシャリと撮影。
・・・上手く撮れないな。
もう一度パシャリ。 ・・・上手く撮れないな。
(以下ループ)
結局一枚もまともに撮れませんでした。
写真には写ってませんが、ちゃんとそこにイルカがいるんですよ!
その風景はちゃんと記憶には焼き付けたので、よしとします。
次は知床峠で出会ったキタキツネ。
道路の真ん中に寝転がっていたので、「轢かれたヤツなのか?」と思って
減速して避けようとしたら、即座に起き上がって車の横までやって来ます。
こうすれば人間からエサをもらえると知っているようです。
・・・そのうち轢かれるで。
もちろん、エサはあげませんし、車から降りて触るようなこともしませんでした。
トリを飾るのはこちら!
屈斜路湖のヌシ! クッシーだ!
さて、今回の教訓としては「野生動物の撮影は難しい」ということでした。
動きを観察して、次の行動を予想しながら、予想位置でカメラを構える。という
撮影方法で挑んだのですが、全身が見えなかったイルカには惨敗です。
背ビレを見せてくれるタイミングがあるのですが、これが一定じゃないんです。
イルカのリズムを覚えて、ここだ!って時に撮影してもダメでした。
様々なゲームで会得したオレのテクが全く通用しません!
畜生!このAIはなんやねん!難易度が高すぎるんとちゃうか?
とぼやいてみましたが、これが現実。
野生動物を観察していると何をしているのかわからないような隙や、動かずに
ジーッとしている無駄な(?)時間などがあります。
こういった雑味の部分を加えることで、AIの動きにより生き物らしさを感じる
ことができるのかもしれません。
現在のステータスに合わせて、無駄のない行動を行うNPCを見ていると、
その急激な挙動の変化などが人間味を損なっている感があります。
ふむ。イルカには惨敗したが、この経験はAIのパターンを考える時に
活かせそうな感じです。
おぉーっと! ゲーム開発の話はしないハズだったのに、うっかり開発に関係
しそうな話をしてしまった!
やっぱオレってゲームクリエイターだからな!
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