2013年3月26日 (火)これぞ文明の利器!!!
おはようございます。
本日の当番、まだまだ新人のCGデザイナーのM.Hです。
もう春なのにまだまだ肌寒いなんて…あァァァんまりだァァァァァァ!!
さて、今回も絵を描くことについての話をします。
仕事上デジタル絵を描く上で短時間で魅せる事が多く求められます。
トラディショナルで絵を描く時間よりも様々な工程を踏む時間は短縮できます。
一から描いていく事も時間が許す限りできると思いますが、仕事上あまりする時間はありません。
そんな時こそマットペインティング!!
マットペインティングの方法は様々ですが、デジタル画材での簡単な方法として、
自分で撮った写真や自分が今まで描いた絵を次に描く絵のテクスチャーやブラシ、
また引きのばしツールやワープなどを用いた絵の変形、色彩色相変換などで色を
変えながら密度のある下地を作り上げ、そこから塗り足していく方法があります。
コンセプトアートを描く上ではベターな方法ですが。
リアルな世界観を描く上で様々な小物を一から描くのは時間がかかります。
もし、描きたい小物のイメージに近い物が手元にあるのであれば、カメラを持ち出して、様々な角度から撮り、素材として使う方が早くイメージした絵に近づけることができます。
そこからブラシなどを加え自分が欲しい絵に近づけます。
他に背景などをサブ要素として描く場合、森など自然をモチーフにしたものを描きたいとなれば、過去に描いた絵から使えそうな部分を切り取り引っ張ってくる手法もあります。
コラージュのように切り張りして下地を作り、そこから塗り、変形を行っていきます。
この場合、過去に書いた作品に依存しますが、過去作品を描くのに費やした時間を
次の絵のクオリティとして還元できます。
結局、描いた絵のストック量に依存するわけですが、この方法でクオリティを少しづつ上げながら絵を増やせます。
前回のブログで、絵を描くモチベーションの維持の話をしましたが、
ラフから完成までの間で一番モチベージョンの削られるのが、ラフの段階です。
そんなところで削られては、完成間際までモチベーションが持ちません。
それを回避する上でも、早い時間で質量のある土台を築き、
モチベーションを維持しながら仕上げを行う事ができるマットペインティング。
これぞ文明の利器!!
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