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2013年5月21日 (火)美術鑑賞

おはようございます、CGデザイナーの岡本です。

先日、知り合いから狩野山楽/山雪の美術展の入場券をもらったので
観てきました

昔の日本の絵師と言えば・・・、

北斎 富嶽三十六景
写楽 大谷鬼次の江戸兵衛
広重 東海道五拾三次


などが思いつきますが、恥ずかしながら今まであまり興味を持って
観たことがありませんでした

欧州の写実的な美術作品に比べ、漫画っぽいというか抽象化されて
いる部分が、自分の中で格下という印象(刷り込み)があったのかも
しれません。

今思うと日本の漫画やアニメはこの辺りの絵師から継承してきている
文化と言えるところもあり、『興味ないです』ではアカンでしょう。

『いつ見るの?』

『今でしょ!』


とばかりに観てきたわけです


実際観てきて思ったのは、やはり巨匠と言われるような人物の作品は
国がどこであれ関係なく素晴らしいということ。

襖や屏風に描かれたものが多いんですが、実に細やかで色鮮やかに
描かれています。題材は虎、龍、鳥、木や花などが主で、馬車や人の
行列などを描いたものなど様々。

特に街の風景を俯瞰に描き、雲で一部を隠してる絵は非常に構図が
面白くて観ていて飽きません。

一番印象的だったのは『花卉流水図屏風』という、下半分が碁盤の目に
区切られていて、その中に草花の絵がびっしりと描かれている作品。

調べたら144種類描かれていたようで、しばらく観入って
しまいました。


実は屏風の裏側に描かれた作品だそうで、これ十分表側でいけるん
じゃないかと思えるものでした。ほかの作品と違ってすごく現代風で、
当時としてはかなり先鋭的なデザインだったのではないかと。

いつの時代も、優れた作家はそういう感覚を持ち合わせているもの
なのでしょう。



振り返って自分はというと・・・まだまだだなと思うことしきりです。

また機会を見つけていろいろ観ていきたいと思います

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