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2013年8月23日 (金)我慢して我慢していざという時最高の切れ味で!!

おはようございます。
本日の当番、CGデザイナーのM.Hです。
まだまだ暑い季節です。
朝この暑さに起こされる人も少なくはないのではないでしょうか。

先月の出来事になりますが、
とある大阪の博物館で催されていた「エヴァと日本刀展」に行ってきました。
様々な刀鍛冶師達がエヴァの世界とコラボレーションし様々な刀やナイフ、槍を実際に
鍛え上げ作っています。
また、実際、刀についての歴史的な背景の展示もあったため、かなり勉強になりました。
刀身などの重さを体験できる展示物もあり、刀の意外な重さに驚きを感じました。
こんな重い物を戦国時代の武将たちは振り回し、走り、戦(いくさ)をしてたかと思うと、
その当時の武士たちはどんだけムキムキマッチョだったんだと感じました。
かの有名な宮本武蔵はそんな刀を二刀流で振り回していたと聞きますし。
また槍も展示したありました。
主に長槍が多く展示してありましたが、自分が想像していた以上に大きく、重厚で、
正直、「こんなの持ってたの?」と思うくらいのサイズです。

匠達の鍛えた刀は繊細で且つ、力強いものです。
しかしその鍛えられた刀の背景には様々な苦悩や努力があったに違いありません。

そういう意味では「デザインをする」というのも同じようなことが言えます。
真っ直ぐな道から「作り上げたいデザイン」に辿り着く事はほとんどありません。
先人達から知識を拾い、苦悩し、鍛え上げては壊し遠回りをしながら作り上げていき、
最高の切れ味のデザインを生み出す様に日々、匠のような精神を持つことが大切だと思います。

私は現在ゲームのインターフェイス周りを担当していますが、常に苦悩との戦です。
新しいタイトルが出るたび新しい表現、新しいヴィジュアル、新しい技術が飛び込んできます。
それを見るたび、「どうなっているんだ?」「どういう考えのもと作られているんだ?」
発見が堪えません。まるで、新たな名将が出現するように。

しかし新しいデザイン、良いデザインは常に世の中に出てきます。
そのたび新しい切り口を見つけ、それに合わせ新たなデザインを生み出さなければならない、
「デザインをする」というのはそう言った厳しい戦を生き抜くことだと思います。

ゆっくりでもいい、常に悩み苦悩し、新しい事を取り込みつつ、先人たちの失敗に学ぶ。
それによって鍛え上げられた刀ほど切れ味は増すのです。

まだ私の刀は鍛え上げている真っ最中ですがいつかこの刀の切れ味を拝める日が来るはず。
それまではこの真っ赤な刀の火造りしていこうと思います。

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