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2013年10月22日 (火)「かっこいい」の前にまずやるべきこと

おはようございます。本日の当番、モーションデザイナーのN.Kです。

今回は、デモにおけるカメラワークについての失敗談など。
以前携わったプロジェクトのデモ作成で、カメラワークも含め一から取り組むことがありました。今までは絵コンテの指示に沿って作成していましたので、初めて任せていただけることになり、意気込んで取り組みました。

参考資料を元に試行錯誤しながらカメラをつけていましたが、上司から一言。

「分かりにくい。」

出来るだけかっこいい絵を!と勤しんで作成していたのですが、画面が常に動いており、また展開も速いため、そのシーンが意図していることが伝わっていなかったようです。
戦闘シーンのような動きのあるシーンではなく日常的な会話のシーンでしたので、一層内容が入ってこない仕上がりになっていました。
どのようなことを伝えたいのかをよく理解した上で、考えないといけないと改めて思いました。


話は少し変わりますが、数年前に見た番組で、某映画監督と素人とで同じ台本を使って映像を制作し、どちらが映画監督が撮った映像かを当てる内容のものでした。
実際に見比べたところ、一方は特徴の無いシーンが多いという印象でしたが、会話の内容や2人の立ち位置がとても分かりやすいく、話の内容もよく理解できました。もう一方は凝ったアングルが随所に見られましたが、会話の様子を見せようとしておらず、カットごとの構図を常に変化させ、会話の内容よりもアングルが気になってしまい、会話が入ってきませんでした。

成程こういうことだったのかと納得しました。

題材となった台本はとてもありきたりなシーンでしたので、2人の会話の様子を見せることがメインとなるはずが、なんてことないところで意味ありげなシーンになってしまい、全体を乱してしまっていたのです。

どういった意図であるかを読み取り、どうしたら伝わるのかを大切にしていこうと思った日でした。

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