2014年1月29日 (水)色の恒常
おはようございます。CGデザイナーの西出です。
今回は「色の恒常性」についてのお話です。
昨年、Lady Gagaの3枚目のアルバム「ARTPOP」が発売されたのは記憶に新しいと思いますが、かく言う私もGagaさんのファンで、発売日にアルバムを購入しました。
アルバム曲の話しもしたいのですが、今回の焦点はこのCDラベルとジャケットの裏表紙。
ご覧になった方は、奇抜なデザインに目を奪われたかと思いますが、Gagaさんのバックに使われている模様に錯視が使われています。
この錯視がよくできていて、今まで見た動きのある錯視は殆どが回転系のものばかりでしたが、これは一味違い、なんと奥、手前、奥、手前とまるでスピーカーコーンの振動のように動きます。
※無断掲載できないのでここでお見せできませんが、検索すればすぐに見つかると思います。
よくできてるなぁ~と思って調べてみると、なんと実はこの錯視を考案したのは日本の大学教授。北岡明佳さんという立命館大学の教授でした。
今までこの方のことは存じ上げませんでしたが、いろいろと錯視の著書を出されているようで、錯視好きでは有名な方のようです。
「ARTPOP」以外の錯視作品に面白いものがありましたので、以下に紹介したいと思います。
※北岡教授の作品は可愛らしい少女の絵で表現されておりましたが、パンダに変えて表現しています。
錯視もいろいろありますが、これは「色の恒常性」を利用したもので、それぞれのパンダの目は物理的に同じ色ですが、異なる色に見えます。このような現象は「色の恒常性」と呼ばれ、脳の視覚系は、照明やフィルターの色味を補正して対象の本当の色を知覚することを意味するそうです。
※ABは両目共に同じグレー、Cは両目共に同じイエローです。
面白いですね。
今回はこれにて。
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