2014年10月14日 (火)プレゼンテーションの心得的な話
どうも、プランナーのKackyです。
今年も気付けば年の暮れですね。
就職活動の追い込み時期や卒業作品制作など、
忙しくしている学生さんも多いのではないでしょうか?
就職先へ自分を売り込んだり、卒業作品を発表したり、
そういった行事に必要になってくるスキルが「プレゼンテーション」ですよね。
SNSなどでコミュニケーションを養う事は、日々されているとは思いますが、
立場や価値観の違う人に、自分の考えを伝えるのは難しいものです。
学校の作品発表会などで、自分の作品をプレゼンする際に
聞いてる側が、終始無言だったり、「質問のある人?」と
聞いても誰からも手が上がらない、そんな事はありませんか?
「説明の段取りが悪かった・・・。」
「聞いてる人達が聞く気がなかった・・・。」など、
言い訳している方も多いでしょう。
しかしプレゼンにとって内容よりも、もっと大事な事があります。
良い結果に繋がるプレゼンになるかの、50%を担っているとも言えますが、
それはプレゼン前の、『空気作り』です。
プレゼンは始めてからが重要ではなく、始める前が重要です。
説明の前に、自分が話しやすい状態を作れているか、
人が聞きやすくコミュニケーションが取れる距離感を作れているか、
そういう空気作りが最も重要なのです。
上記の「説明の段取りが悪かった・・・」という事も、
「説明の段取りが悪かったがその分、相手との距離感が近かった事もあり、
質疑応答で盛り上がる実りのあるプレゼンで終われた」
このような好転は良くあります。
この『空気作り』というのは状況によって手法は様々ですが、
例えば、私がクライアントとの会議の際に行っていることは、
いきなり本題には入りません。
まずは、話しやすい状況と意見交換しやすい距離感作りを行います。
どのようにか?
まずは笑顔で挨拶、軽い雑談の中に共通の話題、ときにはお客様へツッコミ、
下ネタなども交えて、どの程度のリアクションの返りがあるかを確認します。
そのリアクションによって、プレゼンで話すテンポ、内容の順序や端折る所などを
参考にします。
話す内容は、相手側に興味があり、相手の会話を引き出す話題を元にトークします。
2回ほど盛り上がったぐらいで、各自の準備も整いだしたのを見計らい
前回のMTGの際の問題点、課題などをおさらいとして軽く説明し、
問題の再認識など、足並みを揃えます。
振り返った際に笑い話や共通の話題もあれば、
再度脱線し仲間ぐらいの距離まで詰め寄ったりもします。
ここまでを、私はチューニングと呼んでいます。
そして仕切り直すような真剣な表情で、全員との目を見ながら
本日の話し合いの目的と、ゴールをしっかりと伝える。
ここからが、ようやくプレゼン(提案)のスタートです。
どうでしょうか?
以上の行動により、状況共有と提案される側が議題に対し意見が出やすい距離感と、
自分がプレゼンをしやすい状況で始める事ができます。
こういう事を、私はクライアントとの企画提案会議などで毎度、行っております。
芸能でも、落語には「まくら」、演劇には「前説」など、
演者とお客が笑いやすい状況を作りつつ物語に誘導させていく空気作りの工程があります。
皆さんも、人にプレゼンをする際は始める前に是非、空気作りを心がけてください。
緊張して、逆に空気に飲まれてはダメですよ。
楽しみながら心がけてみる、そんなところからやってみましょう。
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