2014年11月12日 (水)カメラの話改めカットの話(時間経過)
おはようございます。寒くなってきましたね。
食欲の秋派のモーションデザイナーのS.Mです。
つい先日、嵐山に紅葉を見に行ってきました。
まだまだあまり紅くなっていませんでしたが、嵐山の自然に癒されてきました。
思ったより勢いのあるトロッコ列車に乗ったり、茶屋でお茶もしばいてきましたよ。
楽しい休日はあっという間に過ぎますね。
というわけで、多少強引なつながりですが、カメラの話、4回目のテーマは「時間経過」です。
タイトルでも記述したように、カメラワークに限らず演出・映像編集の話もしたいので
タイトルを改めます。
では時間経過を表現する方法をいくつか紹介していきます。
まず初めに、時間に関係する小道具を使う手法。
時計の針の進み方、カレンダー、砂時計が変化するカットをみせて時間経過を表現します。
かなりベタですが、タイムスリップ、爆弾解体、手術の待合室などの場面ではよく使われます。
オーバー・ラップを用いた手法。
オーバー・ラップとは一つの画面を消しながら、重ねて次の画面を映しだす映像編集技法です。
マラソン開始の走り初めカットから、息を切らしてふらふらに歩いてるカットにオーバー・ラップ
すると長距離走ったという時間の経過がわかると思います。
フェード・イン、アウトを用いた手法。
フェード・イン、アウトとは暗転のことです。
意識を失いそうな男のカット、その男の主観の映像、瞼が落ちていくのを映して、
映像が暗くなる(フェード・アウト)、再び主観で周りが明るくなり(フェード・イン)、
男が目を覚ますカットを入れると、男が意識を失った時間の経過を感じると思います。
この時フェード・イン、アウトの前後で映す画を変えるか、ものの状態変化をみせることが
必要です。場所が変わっていたり、食べ物が空になっていればわかりやすいですね。
他にもまだいくつかあるのですが、それはまた次回にご紹介したいと思います。
今日ご紹介したものはまた、映像作品を観られる際に気をつけて観てみて下さいね。
それではまた!
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