2014年11月 4日 (火)いわゆるズボンのことですから。
おはようございます、CGデザイナーのH.Sです。
最近、友人とやっていたゲームをちまちま再開したところ、操作を綺麗に忘れ去っていたため鬼軍曹と化した戦友に叱られっぱなしです。
もうね、床に転がりまくっているのでしょっちゅう怒鳴られます。
「オ…オレ、オバア・チャンダカラヨクワカラナイヨ…」
等とゴニョゴニョ言い訳してみても、
「お婆ちゃんはピンクのパンツなんて履かない(※やっているゲームはコーディネートがかなり楽しい)!さっさと立て!」
と手厳しい返答しかないので、仕方なく起き上がる日々を送っています。
…さて、操作についていけない事やパンツの色はともかく、今日はゲームを作る時の色についての小話など。
画面全体のバランスが…とか、世界観が…なんてレベルの話でなくとも、些細な個所でも色には気を使って作業をすることが多いです。
例えば、プレイヤーの体力ゲージの色。
今までいくつかのプロジェクトを経験し、思い返してみると、体力ゲージの色は毎回違う色でした。
体力といったら青か緑が普通かな?と思っていても、作品が完成してみると全く別の色になっていたりもします。
そこには色に対する一般的(であろう)な印象の他に、ゲームのコンセプトや、仕事に関わる人のこだわりや好みも関わってきます。
「プレイヤーの体力の色つったら普通は青やろ?」
「青はキャラのイメージと合わんから緑がいいと思う。」
「あんまりビビッドな色じゃない方がゲーム全体のイメージに合うよ。」
「遊ぶ人が見やすいのが一番やって。目立つし黄色とかどう?」
「レインボーとか面白いんじゃない?」
…こんな意見があったとかなかったとか。
色についての個々の印象、合う合わないと思った理由、面白いからなんとなく…結構分かれるものです。
ここに体力が減った時の表現や、アイテムや技を使った時のギミックが加わると、考えることはさらに増えていくわけで…。
考えに考えて色を決めて、実際にゲーム画面で確認してみると
「思ったより目立たない…別の色に変えてみよう。」
なんてこともあったり。
その度に頭を抱えつつも、色って難しいけど大事なんだなぁ…と思いながら仕事をしています。
毎回体力ゲージの色が違うのも、ゲームの世界観、関わったスタッフの意見、様々な仕様が必要になった結果だと思うと、
面白く感じられるのではないでしょうか。
いや、そう考えてもらえるようなゲームを作れるように頑張りたいものです。
最後に。
個人的にピンクのパンツは誰が履いてもいいと思うんだ…年配のおじ様だってピンクのシャツ着ちゃう時代じゃないの。
ピンクは誰が身につけたってイインダヨ…と今度は言い返したい(別の色のパンツを履くという選択肢は無い)。
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