2015年2月 6日 (金)スタンダード機能とカスタマイズ機能
おはようございます。本日の当番、モーションデザイナーのR.Iです。
最近、誕生日を迎えて29歳になりました。
今年が20代最後の年となるので、悔いのないように過ごしたいと思います。
さて本日は久しぶりにSoftimageのスクリプトの話をしたいと思います。
アニメーション作業でリグを組むことはよくあるのですが、
少し日が経ってからシーンファイルを開いた際、
どのコントローラで制御していたのかを忘れているときがよくあります。
特に自分以外の人が作業したシーンファイルだったら尚更です。
そこでコントローラがコンストレイントで設定されていることが多いので、
コンストレイントの情報を辿って、一番有効になっているノードを
特定するためのスクリプトを作成してみました。
赤い丸のノードを選択して実行すると
コンストレイントの情報を辿って
最終的なコントローラを選択する挙動を想定しています。
コンストレイントの都合上、同じ種類のコンストレイントが
二つ以上設定されていた場合、一番最後に設定されたコンストレイントの
情報が有効になるので、2つ以上あった場合はそれを辿っていくように
作成しました。
言語はPythonです。
App = Application |
と偉そうに作った後に...
似ている機能がSoftimageにあったことに気付きました。
「Select Constraining Object」機能
少し違うのですが、こいつの場合は選択しているコンストレイント情報を
全て辿って選択するというもの。
ただ一つのコントローラを特定するなら自分の方がイケているはず...たぶん
作成した当時は「なんだよ、元からある機能じゃん」と
ガッカリしていましたが、自分の作ったものにしかない強みがあったりして、
こっちの方が使いやすいという場面もありました。
DCCツールにはカスタマイズせずにある程度使える機能が
豊富に揃っていますが、仕事をしていると「痒いところに手がとどかない」と
いうのはよくあります。
そういう時に似た機能があるのに作成してしまったとしても、
失敗にならないこともよくあるのです。
スクリプトが組める人には探すより作った方が早いときもあるので、
そこは臨機応変にカスタマイズを楽しみましょう。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
「モーションデザイナー」カテゴリの記事
- この頃 流行りの…(2019.02.28)
- たまには乗らんとね(2019.01.17)
- コミュニケーションを語る!(2018.11.22)
- 12個のアニメーション基本原則とは?(2018.10.11)
- 新人研修を終えて(2018.09.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント