2015年2月12日 (木)カットの話(時間経過その2)
おはようございます。また寒くなってきましたね。![]()
不覚にも風邪を引いてしまったモーションデザイナーのS.Mです。
今回は前回のブログの続きで、時間経過のカットの話をしたいと思います。
ご紹介するのは「インサート法」と「カットバック法」です。
「インサート法」とはシーンとシーンの間に別のシーンを
挟むことで時間の経過を表す方法です。
例えば大阪から東京に主人公が移動するシーンを組み立ててみましょう。
仮に普通に移動するシーンを全て映すのでは、時間がいくらあっても足りません。
大事なのは主人公が東京に行ったということがわかればいいので、
カット① 主人公家を出る。
カット② 走る新幹線。
カット③ 車窓からの景色を眺める主人公。
カット④ 東京駅から出てくる主人公。
というふうに、間に新幹線のカットをいれるだけで、2、3分でテンポよく主人公を
東京にいかせてしまうことができます。
車窓からの景色を夜景にすれば、時間を夜にすることもできます。簡単ですね!![]()
次に「カットバック法」とはインサート法に近いのですが、シーンを挟むのではなく、
2つの場面を交互に切り返すことにより、時間経過を表す方法です。
例えばようやくヒロインとのデートの約束をとることができた主人公が、寝坊してしまうシーンを組み立ててみましょう。
カット① あわてて家から飛び出し、必死で走る主人公。
カット② 待ち合わせ場所で、辺りを見回すヒロイン、待ち合わせ時間オーバー。
カット③ 必死で走ってる主人公、転んだり、踏切につかまったり、etc。
カット④ 雨が降り出す、寂しそうな顔のヒロイン、時計をみてため息。
カット⑤ 現場に到着する主人公。でもヒロインの姿はみえず・・・。
これは実際に主人公が走っている「時間」と、ヒロインが待っている「時間」が存在しますが
カット切り替えにより自然に時間経過を表現することができます。
また、主人公が頑張って待ち合わせに向かうアクションと、待っているヒロインの心情の変化を(交互に見せる)ことにより、
観ている人をハラハラドキドキさせることができます。
「カットバック法」は瞬間のドキドキやハラハラを感じさせてくれるだけでなく、時間経過も付け足してくれる、非常によくつかわれる映像技術です。
このように時間経過の技術をうまく使うと、無駄なシーンが無くなり、テンポが良くなりす。
ドラマはテンポが大事ですから、是非ものづくりの際は活用してみてください!
それでは!
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