2015年5月15日 (金)カットの話(時間経過その3)
おはようございます。
GWは四国にうどんを食べに行ったモーションデザイナーのS.Mです。
前回のブログは時間経過のカットの話をしましたが、時間経過で思い出したので、
今回は撮影技法のひとつ「タイムラプス」についてご紹介したいと思います。
「タイムラプス」とは
長時間の現象を短い時間で短縮して見せる撮影技法です。
作成方法は、デジタルカメラ等で一定間隔で連続撮影した静止画を、パソコンのソフト上で
組み合わせて動画にします。
カメラでいうと低速度撮影、カメラの回転速度を低くして、撮影するコマ数を30枚/秒より少なく
して撮影すると同様の効果がでます。
この撮影技法が使用される例をあげると、花が開花する様子や町の人の流れ、建造物が完成しく様、
天候の変化、バラエティーで芸人が作業する様子等、長い時間かかるものを高速で再生する映像がありますよね。
そうつまりあれです。「タイムラプス」は幅広いジャンルで使用されています。
この手法を使えば、前回紹介した「インサート法」や「カットバック法」のように
多くのカットを挟まなくても、1カットで時間の経過を表現することができます。
最近のおしゃっれーな海外ドラマでも場面転換するときによく見かけますよね。
時間の経過を表現するなら、ビルの明かりが灯っていく様子とか、空を映して雲の流れる様や、
太陽が沈み星が見えてくる様子を高速で見せると効果的です。
このようにフィルム、ビデオ映像に対して美術、光学処理などにより特殊な視覚効果を施し、
通常ではあり得ない映像を作り出す撮影技法をSFX(特殊撮影)といいます。
有名なところでいうと○トリックスで有名なバレットタイムがあります。
CGなどの技術の進化に伴って、SFXも増えて表現の幅は広がってきています。
ゲームの分野でももちろん、このような技術は多く取り入れられているので、
また追々ブログでご紹介していきたいと思います。
撮影は大変ですが「タイムラプス」もPCさえあれば個人でできるので、
興味をもたれた方はぜひお試しください!それではまた!
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
「モーションデザイナー」カテゴリの記事
- この頃 流行りの…(2019.02.28)
- たまには乗らんとね(2019.01.17)
- コミュニケーションを語る!(2018.11.22)
- 12個のアニメーション基本原則とは?(2018.10.11)
- 新人研修を終えて(2018.09.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント