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2015年5月12日 (火)人は見かけによらず

見かけによらず部屋綺麗だなと言われ、やり場のない気持ちをエンターキーに、











いる!モーションデザイナーK.Iです。おはようございます。


さっそくですが問題です。

・弱攻撃 30フレーム
・中攻撃 50フレーム
・強攻撃 70フレーム

以上の攻撃モーションの中で一番難易度が高いものはどれでしょう?


答えは「弱攻撃」です。
答えを知らない人、しかもその人が管理職だった場合、
この弱攻撃を新人さんや経験が浅い人に割り振ったりします。

何故簡単そうに見えてしまうのか?
かなり安直ではありますが、一般的な人間の思考からくる理由としては、
「フレーム数の短さ」「見た目」が挙げられます。

モーションの内容を把握出来ている、もしくは作業経験のある管理者なら話は別ですが、
そうでない場合はだいたい見た目の印象などで難易度をざっくり決めてしまいます。
その中でも弱攻撃は落とし穴で、実は難易度が高いモーションになります。

難易度が高い理由としては、
まずフレーム数が限られていること、
相対的に必要なポーズを厳選しなければならないということです。

特にゲームモーションは連打などでモーションが繰り返し再生されることが多いです。
短い連打モーションの中でいかに印象的なポーズを入れれるかでそのモーションの生死がかかってきます。
更に、ゲームのジャンル(例えば格闘ゲーム等)によっては頻繁に使われる技である場合が多いです。
ゲーム中特に見られるモーションという事になります。
特に見られるということは無論、クライアントのチェックも厳しくなります。

更に言うと、連打されることを想定して、連打に耐えられるように作らなければなりません。
発動するたびに重心が動き過ぎると、連打するたびにバタバタして忙しい印象を与えてしまいます。

それを防ぐために、

構え→ヒット→戻り→構え

この流れの中で「戻り」のポーズから「構え」へ移行するまでの変化を極力少なくすることが必要です。
しかしあまりに重心の動きが少なすぎると攻撃の勢いが失われてしまいますので、そこの塩梅も難しいところです。

今後もし、「弱○○」というタスクを見つけたときは、一層目を光らせて作業に取り掛かることをお勧めします。
想定外の落とし穴があなたを待ち受けている、かもしれません・・・ドロロロ
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