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2015年7月14日 (火)水圧との戦い

こんにちは。
未だ7月中旬なのに、真夏日が続いて溶けそうなデザイナーのY.Nです。

あんまり暑いので、ちょっと涼しい制作の裏話をします。

デザイナーといっても、絵を描いたりCGを作ったりだけではありません。
場合によっては絵コンテ、シナリオ、模型制作とかもこなします。
当然CGも使いますが、実写や特撮、特殊メイクまで行うこともあります。

ある日、ある映像が必要になりました。

カット:青空の下、水面を見上げながら湖に潜っていく主観視点の映像。

ちょっと前のことなのでCGはまだ高く、チープな時代でした。
で、実写でやってみようということになりました。さあどうしよう。

バケツに水じゃ、縁が見えてしまいます。
会社近くの池では、透明度が低すぎる。
屋外プールでは雰囲気が違う。
じゃあロケに行って実際の湖で撮影しよう、ということになりました。

社有車に機材を積み込み、山奥の湖に向かいました。
撮影には、防水ケースに収めたビデオカメラを、長い塩ビパイプの
先に固定したものを使います。

スタッフ3名をのせたボートを、自分で漕いで(手に豆作りながら)
湖の中央へ進めます。

天気も良く、水の透明度も高い。文句ないロケーションです。

早速、カメラをずぶずぶと水中に差し込み、テスト撮影します。

カメラを、棒ではなくパイプに固定したのは、水面に上がっていく
泡を作るためでもありました。
水圧があるので難しいかもと懸念しつつ、浅いところでテストしてみます。
カメラスタッフがパイプへ息を吹き込むと、空気がぼこぼこと
カメラの前に現れました。



テスト結果は上々。
いよいよ「水面を見上げながら湖に潜っていく」映像の撮影です。
パイプに息を吹き込みつつ、カメラを限界まで水中に押し込んでいきます。



「いけるいける!もっと深く!!」
と無理難題をカメラスタッフに注文し
空気が吹き込める限界まで挑戦してもらいました。

水圧が高まり、もう吹き込めないとカメラマンがジェスチャーで伝えて
吹き込むのをやめた瞬間。

水圧が牙をむきました。



カメラスタッフの口元から蝶の羽のように水が吹き出しました。
息による空気圧で押さえていた水が勢いよく逆流してきたのです。
そして補助していた我々にもたっぷり降りかかりました。

ビジュアル的にものすごく面白い状態だったのですが
カメラスタッフの鼻と口には湖の水が大量に入っていました。
郊外のきれいな湖で幸いでした。
カメラスタッフいわく「苦しいけど、水はうまかった」とのこと。

撮影結果は予想以上にGOOD
当時は良い映像を作ろうと一所懸命に考え実行したのですが
後から考えると、息で何とかしようなんて頭の悪い行動でした。
空気入れポンプを用意しておけばよかったのです(笑)

仕事を進める中で、全力を尽くしたつもりでも反省すべき点は出てきます。

結果がすべて、とよく聞きますよね。
確かにそうなのですが、すべてではないのです。

全力で行かなければいい結果は残せない。
結果が残せれば、途中の苦労や失敗も笑い話になる。


そして次の仕事も楽しくなる。
これが大事!!

体験すると結構病みつきになるですだよ。
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