2015年7月27日 (月)Rigを知ろう!
おはようございます。本日の当番、モーションデザイナーのI.Hです。
今回はRig制作について。
各会社によってアニメーションをつけるRigを作る担当は違うということがよくあります。
A社であればテクニカルアーティストが、B社であればモデラーが、C社であれば、モーションデザイナーが等といった感じで、意外と統一されていなかったりします。
ちなみにアクセスゲームズでは、モーションデザイナーがRigを組むことがほとんどです。
そうするとモーションデザイナーに、Rigの知識はあんまり重要じゃないんじゃないかと思うと思いますが、
そんなことありません。
何といってもRigをメインで使用するのはモーションデザイナーです。
もちろん完成しきっていて、もう何の機能も追加する必要がないというものが常にあるのであれば、Rigを調正する機会はないと思いますが、キャラクターには2足、4足、6足モンスターになれば100足のキャラクターなんてものも出てくるかもしれません。
そんな際、専用にRigを組む必要は出てきます。
また、Rigの知識がある人は効率よくアニメを作成することも多いのです。
理由としては、構造体の仕組みを理解しているから。
ノードの親子関係やコンストレイントの仕組み、回転軸の成り立ち等を知っておかないと、使いやすいRigを作ることができません。
さらに使いやすくするには、スクリプトは必須。
単純作業は自動化し、空いた時間でモーション作成に専念することも出来ます。
またそういった仕組みを理解することで、Rig内になかった構造(社内ではゲタをはかせると言っていますが)を外から追加し、1ポーズ1ポーズ作っていたら時間がかかるモーション(GIKで作られたRigの回転動作等)を効率よく作成出来るようになります。
モーションデザイナーだったら、当たり前のことと思う人も多いとは思いますが、今まで意識していなかったという人は是非勉強してみてください。
数学的な要素であったり苦手な人もいるかと思いますが、きっとモーションデザイナーにとっては役に立つこと満載です。
ではでは。
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
「モーションデザイナー」カテゴリの記事
- この頃 流行りの…(2019.02.28)
- たまには乗らんとね(2019.01.17)
- コミュニケーションを語る!(2018.11.22)
- 12個のアニメーション基本原則とは?(2018.10.11)
- 新人研修を終えて(2018.09.06)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント