2015年8月12日 (水)模倣から創作へ
おはようございます。本日の当番、CGデザイナーのS.Mです。
先日、京都市立美術館で開催されたルーヴル美術館の
特別展に行って参りました。
主に16世紀から19世紀にかけてのヨーロッパの
風俗画が展示されていました。
モチーフの緻密さ、そして人物の表情や生活感を巧く描写しており、
人間味を強く感じられる作品が多かったです。
今まで画集でしか、見られなかったティツィアーノやムリーリョや
フェルメールの実物の絵を鑑賞する事が出来ました。
感無量です…!
良い作品に触れる事によって、創作に対するモチベーションを
上げることが出来るので、なんか作品を作るのがダルいな~、
と感じたり、スランプに陥っているデザイナーや絵描きの方には
絵画鑑賞をオススメします。
でも、いざ絵を描こうと思っても、なかなか形にできないところが
創作の難しいところ…
さて、どうすれば良いか。
「とにかく絵が上手くなりたい!」
と、自分の作品の向上を目指してがむしゃらに描くのも良いですが、
目標が漠然としたままだとなかなか続かないものです。
まず、自分が好きな作品をはっきりとさせて、
「この人の作品のような絵を描きたい!」
と明確な目標をたてることが大切です。
要は好きな作家の作品を真似る事です。
そうすればどのように絵を描いていけば良いかおのずと分かって
くるはず。
好きな作家の画集や作品集を買い集めて、常に作品を鑑賞できる環境を
作り、絵を描く時もその作家の作品を観て、どういった手順と手法で
描けばその作風に近づけるかを研究する事です。
作品を真似て、自分なりの絵の描き方を模索していけば、真似事から
自分自身の技術として身になって、立派な創作物に昇華されると思います。
俗にいう技を盗むってやつです。
ルーベンスもダヴィンチの模写を、ゴッホもミレーの模写をしてる
わけですから、クリエイターにとって良い作品を模倣する事は
創作の第一歩ともいえるはずです。
真似事が良いといっても盗作や贋作と履き違えたらダメダヨ。
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