2015年11月 5日 (木)背景制作での地味な苦労話
おはようございます。本日の当番、CGデザイナーのW.Nです。
今回は背景制作での地味な苦労話です。
背景制作で、たまに頭を悩ませるのが、生活感を出すための小物類の作成。
自然さを出そうとすればするほど、それに比例して物量も多くなってきます。
その中でも特に悩むのが、食品パッケージ。
場合によっては、画面に対して小さい割には、商品としてしっかり描かないと
それっぽくならないので、制作コストはそれなりに割高です。
モデルリングの物量自体が問題のように書きましたが、実はそのひとつひとつのパッケージデザインが問題で、全てをユニークに作成する必要性を問われることが多々あり、悩むわけです。
実在するものはもちろん使用できませんし、それでいて何なのかが分かり、
現実味も持たせたパッケージデザインにしなければなりません。
例えば、
キッチンにある、シリアル、缶詰め、パスタ
居間のテーブルにある、クッキー、ガム、アメちゃん
冷蔵庫に入っている、酒、ジュース、バター、アイスクリーム・・・
と挙げれば切りがありませんが、全てをオリジナルのパッケージデザインに
しなくてはなりません。
最初の数種類を作成するのは比較的楽に作成できますが、それ以降は
徐々にネタに困るわけです。
特に同系統のものを違うデザインにする場合は尚更です。
感覚だけではなかなかネタが出なく行き詰ってくるのです。
で、行き詰った挙句どうしたかというと・・・
機械的にデザインしよう!
と、なった訳です。
まず、作成しようとする食品をリストアップした上で、一つの食品パッケージを
下記の要素に分解します。
・形
・色
・商品名
・フォント
で次に食品パッケージごとに下記ステータスを割り振ります。悩まず大体でササッと決めます。
このとき商品名はプランナーに考えてもらいます。(その方が面白いものがあがります)
形: 箱/瓶/缶
配色: 甘い/辛い/苦い/酸っぱい 各々色味本を作成
商品名: プランナーに考えてもらう
フォントデザイン: 低級品(ポップ)/高級品(シック)
※説明用に一部項目省いています
ここまで決まれば、
形: これは食品によって最初からほぼ決まっているので
→悩むことは無い
配色: 各々色味本を定めてその範囲の色しか使わない
→悩み解消
商品名: プランナーにお任せ
→悩み解消
フォントデザイン: 大体の方向性を決めてしまう 明朝、ゴシックは実在商品の
傾向を参考 →悩み解消
あとは機械的に作って行くだけです。
まあ、これは一つのやり方ですが、同じ境遇の方はどのように作成されてますでしょうか?
一度聞いてみたいところです。
本日はこれにて。
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