2016年5月25日 (水)要求をしっかり見定めよう
おはようございます。
本日の当番、プログラマーのM.Oです。

先日、テレビを見ていた所、有名な賞を取った小説家が詠んだ
俳句を紹介していました。
評価は芳しくなかったのですが、その理由として、
俳句は少ない文字数で場面を想像させる必要がありますが、
使われている比喩表現のせいで、焦点がぼやけているとのことでした。
使われている語句は小説家らしく、見た目も響きもいいのですが、
俳句の表現にそぐわない選択でした。
さて、この結果を見て考えたことがあります。
俳句の表現(要求)に対して比喩表現(解決策)が合わなかったのは、
要求をしっかりと検討せず、適切な解決策が出てこなかったからでしょう。
ゲーム開発の場でも、同様のことが起こりえます。
ゲーム仕様の意図(仕様作成者の要求)をしっかり検討せずに、
稚拙な実装(解決策)をしてしまう事で、全然違う物が出来上がります。
例えば、あるオブジェクトが対象オブジェクトをホーミングするといった仕様があった場合に、
何が望ましいのか、仕様担当者に目的を聞いて、しっかりと検討する必要があります。
・対象の以前の座標を目指す実装
昔のRPGでよく見る、キャラクターが列を成して移動するような見た目になります。
対象が止まると自身も止まる場合、重なる場合等、バリエーションがあります。
・対象の座標を目指す実装
対象に吸い込まれるような見た目になります。
直線で追尾してくるので、角度制限等を入れることがありますが、
調整を失敗すると対象の周囲を回る結果になることもあります。
・対象の移動方向・スピードから到達するであろう座標を目指す実装
先回りされることになるので、動物等考えている様な表現に使うことがあります。
今までの経験を元に検討をつけるのはもちろん大事ですが、
一旦踏みとどまり、しっかりと要求を検討して解決策を見定めていきましょう。
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