2016年10月27日 (木)頂きの景色
おはようございます。
本日の当番のプランナーのS.Mです。
さて、皆さんは日本で一番高い山ってご存知ですか?
正解は富士山なんですよね~w
2013年6月26日、富士山はユネスコの世界文化遺産に正式に登録されました。
世界的な名山としての景観に加えて、古より信仰の対象として、また数々の芸術の源泉として、世界に類を見ない価値が認められたのです!
なんで私が突拍子もなく富士山の話をするかと言いますと、この夏、富士山に登ったからなんですよね。
日本の象徴から世界の宝へと認められた富士の山頂からの景色を是非是非眺めたい!
その思いを一心に私+友人A、Bは富士登山を決行しました。
富士登山には幾つかの登山道があり、一番ポピュラーな吉田ルートを使って登りました。
吉田ルートは五合目からで、登りが約7時間、下りが3時間ちょっと掛かります。
当日はあいにく雨が降っていましたが、晴れることを信じて登山口から出発進行!!
夕方の五時過ぎに出発しました。
普段から鍛えていますし、体力にも自信がありますので、友人らと会話を交えながら歩きました。
途中、富士観光に訪れていたというドイツ人の美人姉妹と異文化交流に励んで楽しい時間を過ごせたりと、思っていたよりも快適に登っていました。
日が沈むと辺りは真っ暗で何も見えません。闇闇闇です。
夜目を頼りに山を登るのは非常に危険です。下手をすれば怪我を……最悪の事態もありえます。
ですから皆さん、ヘッドライトは必ず着用してください。
そんなわけで夜の山道を突き進みました。
吉田ルートは初心者でも比較的登り易い登山道ですが、相手は日本一の山です。
とにかく長時間歩き続けなければなりません。
標高が上がるにつれて気温は徐々に下がり、七合目を超えると真冬並の温度になっています。
数時間も歩いているので身体は火照り、もちろん汗も掻いています。
登山では重ね着が重要と言われています。
特に標高の高い山では寒暖の調整が難しく、体調を崩しやすいからです。
せっかく気持ちよく山を登っているのに、体調を壊しては元も子もありません。
体を冷やさないように汗を拭き、温度調整のために服装を変えていきます。
気が付けば21時頃になっていました。
8合目の山小屋にようやく到着し、そこで仮眠を取ることにしました。
水分補給は欠かせません。軽食を取ってから横になり、疲労の回復に努めました。
しかし山小屋の環境は決して良くはありません。
混雑していたこともあって、睡眠スペースがほとんどありませんでした。
隣の客が寝返りでのしかかってきたり、トイレに行く客に足を踏まれたりと、まぁー臭いもすごくて…。
ある意味一生の思い出になるようなひとときを過ごせました。
深夜1時過ぎ、山頂アタックを開始しました。
降っていた雨はいつの間にか止んでおり、雲の隙間からは夜空を埋め尽くすほどの星が輝きに満ち満ちていました。
頂上まであと少し。何が何でもご来光を見てやるっ!
一歩、また一歩と重い足を動かします。
登り始めた頃は友人A、Bとの会話も弾んでいたのですが、疲労のせいか無言、沈黙状態。
ただひたすら目の前の山道を歩くことに専念するしかありません。
そして…そしてそしてそしてそしてそしてそしてそしてぇぇぇぇ!!!
目的の山頂に辿り着きました。
…やはり思っていたとおりですが、ご来光待ちの登山客が並んでいました。
仕方ありません。7月~9月までは登山シーズンですからね。
人が多いのはさておき、本日一番のメインイベント『ご来光』が待っております。
5時頃ですかね。とうとう待ちに待ったご来光が訪れました。
『人生観が変わった……』
感想はそれだけです。
むしろ、この言葉以外の感想はありません。
生まれてから何度も見た朝日ですが、富士の山頂から眺める朝日は別格でした。
360度遮るものがない景色の中に昇る神々しい輝きは息が呑むほど美しかった……。
ホント…登ってよかったなぁ~とその時深く実感しました。
たかがご来光如きに何大げさな事言ってんだよッ!と思う方はいらっしゃると思います。
しかぁぁぁし、断言します!
あの頂きから見る景色を目の当たりにすれば、私の言っている言葉の意味が理解できるはずでしょう。
今年の目標でした富士山を無事登れたことは大きな転機になりそうな気がします。
目標を立てて、必ずやり遂げるという意志を持つことは仕事やもちろんプライベートでも重要です。
目標があっても、心が折れてしまったら、そこまでです。
妥協や挫折は癖になってしまいます。
ですから、掲げた目標を必ず達成できるように、やり遂げる強い心を持って取り組んでください。
結果は付いてきます。
これにて私の登山日記は終了となります。
最後に、山ではゴミを全て持ち帰りましょう!
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