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2016年12月13日 (火)"幸運"と"踊"っちまった話

おはようございます。
プログラマーのT.Hです。

ブログでも何度か話が出ていますが、先月に社員旅行でグアムに行ってきました。
帰国前日に15周年記念パーティがあり、その中で行なわれたじゃんけん大会で優勝しました。
2016年の残りの運を使い切ってしまったんじゃないかと不安になるレベルの勝ちっぷりでした。

改めて数えてみるとじゃんけん大会では7連勝したのですが、二人でじゃんけんをする場合、こちらが勝つ確率は3分の1になります。
あいこはノーカウントとしても、7連勝する確率は約2187分の1となり、改めて考えると、とんでもないことをしてしまった感があります。

ゲームでも確率が表示されている場合や、ランダムで発生する事象は数多くあり、ゲームと確率は切っても切れない関係にありますが、以下のようなことに覚えのある人も多いのではないでしょうか。

・命中率20%の敵からの攻撃が3回連続で当たる
・かと思えば命中率80%の味方の攻撃が4回連続で外れる
・ポーカーのダブルアップでハイかローを選ぶ際にKの次にやたらAやJOKERが出る気がする
・SSR排出率2倍って書かれているのに全然引けない


といったような、確率が操作されているのではないか?と疑ってしまう場面が多々あると思います。特にポーカーのやつはキレそうになります。
あくまでも本当に不正がない場合に限りますが、こういった確率に関するものをプレイヤーが不自然に感じてしまうことに対して、「認知バイアス」というものが原因として上げられることがあります。

一度確率を操作されているんじゃないかと感じてしまうと、そう思っている意見ばかり探してしまい、自分の考えを補強しようとしてしまったり、コインを投げて5回連続で表が出た後、確率は変わらないのに次は裏だなと思ってしまったりする等、認知バイアスにもいろいろなものがあります。

また、実際はちゃんと確率を計算しているにも関わらず、ユーザーの認知バイアスによって確率を操作していると言われてしまうと、ゲームを作る側もたまったものではないので、逆にちゃんと計算せずにごまかしたりする場合もあります。
例えば、100回に1回出るものは、99回出なかった後は絶対に出るようにしたり、100回に5回出るものは毎回判定するのではなく、あらかじめテーブルにしてしまい、前から潰していくことで絶対に100回中5回だけ出るようにする等、できるだけランダム性を残しつつ、それっぽく見せることで、ユーザーが確率に対して不安になりにくいようにすることもできます。

ですが、確率によってゲームがおもしろくなるのもまた事実で、最近増えているeスポーツとしてプレイされているゲームにもランダム要素があり、プレイしている側、見ている側のどちらもランダム要素があることで楽しめています。
作る側としても、ユーザーとしても、確率とはうまいこと付き合っていきたいですね。
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