2017年2月17日 (金)新しいツールで蛇使い 其の漆
おはようございます。本日の当番、モーションデザイナーのR.Iです。
今回もスクリプトの話をしようと思います。
最近、仕事終わりの空いた時間を利用して、勉強も兼ねた業務を効率化するためのツールを作成しています。
モーションデザイナー向けのツールの中であったらいいと思うものの中に「シノプティック」というものがあります。
シノプティックとはリグのコントローラを選択しやすくするためのツールを指します。
今回はフリーリグに合わせたシノプティックを作成してみたので、その内容を少しだけ書こうと思います。
使用したフリーリグは株式会社モックスさんから配布されているものを使用しました。
リンクはコチラ http://mox-motion.com/freerig/
シノプティックは現在も作成中ですが、工夫したこととかをお伝えできれば。
次回はソースの内容とか公開できればいいな...。
現在のシノプティックはこちら
MAYAの画面で開くとこんな感じ
MAYAの画面内における各ツールウィンドウサイズは重要な要素です。
モーションデザイナーは作業中、他のツールウィンドウを開く時がほとんどで特に幅のとるツールウィンドウを多いです。
そのことを考えると作成するツールのウィンドウサイズは出来る限りコンパクトに
大きくしても縦に広げるようなツールレイアウトを心掛けています。
このツールの機能としては
選択した箇所と同じコントローラを選択するものです。
シノプティックがあると何が便利かは以下の事があげれます。
①コントローラを非表示状態で作業ができる
②選択しにくいコントローラが選択しやすくなる
などでしょうか。
①「コントローラを非表示状態で作業ができる」について
このフリーリグはコントローラサイズが極限までコンパクトに設計されているので、このまま作業していても、あまり気になりませんが、コントローラサイズが大きいリグになるとコントローラを非表示にしないとポーズのシルエットを調整する際、本来のシルエットがコントローラで隠れてしまい、見えにくく感じることがあります。
シノプティックがあれば、コントローラを画面から非表示にしても選択が行えるため、常にシルエットを確認しながら調整することが可能です。
②「選択しにくいコントローラが選択しやすくなる」について
画像のような正面から見た時のシルエットを確認しながら小指を選択するなど、リグの裏側に回り込まないと選択できないような状態でもシノプティックを使えば、選択することが可能です。
選択以外にも「全てのコントローラ選択」「アニメーションをベイク」「ポーズのミラーリング」などの機能を入れてみました。
上記の処理も「シノプティックのボタン」と「選択されるコントローラ」の名前を外部ファイルで紐づけて、外部ファイルの内容を変更するだけで、同じ処理が使えるように工夫していたりします。
ツール作成前にある程度、仕様を決めますが、作っている最中に「このやり方が便利だ」「こっちの方が効率的だ」など、作りながら変更を加えることがあるので、結構、時間かかっていたり...。
勉強も兼ねているので、できるだけ多くのことを検証して、完成まで持っていけたらいいなと思います。
次回はもっと詳しく書けるくらいツールが充実してるといいなー。
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