2017年2月 3日 (金)映像の小技をご紹介
おはようございます。本日の当番デザイナーのT.Wです。
今回はループ素材の作り方のお話をしようと思います。
映像制作の中でエフェクト作成する機会が多々ありますが、ループ加工は重要な要素です。
いくつか手法がありますが、特にシンプルなものをご紹介。
↑フラクタルと極座標エフェクトで作ったサンプルです。長さは60fです。
ループしないでパカッとエフェクトが切り替わっていますね。これを加工します。
↑加工前の状態です。コンポは1本です。
↑タイムラインでコンポを中間地点(30f)で分割して複製します。
↑分割した後半のコンポを前半コンポの上に乗せ、
後半コンポの不透明度を0fで100%、30fで0%になるようキーを打ちます。
前半コンポは何もしないでok。
↑30fでループする画像になりました。
今回のような抽象的な線や模様、火や煙のような実体のはっきりしないものはループ加工しやすいです。
また、高速で通り過ぎる風景(車内から見た街並みなど)でも応用できたりします。
逆に石ころやガラス片など実体のあるものは不自然に見えることが多いです。
今回の作成法での注意点は「時間の長さが元の素材の半分になる」ことです。
現場では映像を30f単位で管理することが多いので、
それに合わせた時間尺の素材を用意しておけばスムーズに組み込むことが出来ます。
制作現場では「今ある素材だけで何とか工夫して作って!」という事もよくある話。
今回紹介したような細かい技の引き出しを増やしておけば何かと助かると思います。
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