2018年10月11日 (木)12個のアニメーション基本原則とは?
おはようございます。
本日のブログ担当モーションデザイナーのS.Mです。
久々なのでアニメーションの話をしたいと思います。
内容は基礎的なことなので、学生の方やアニメに興味をもつ方向けになります。
セミナーなどでもよくお話を聞いたりしますが、アニメーション製作には、クオリティの高いアニメーションを作るための「12個のアニメーション基本原則」という有名な話があります。
12の基本原則とその簡単な内容は以下に!
① 押し潰しと伸縮(Squash and Stretch)
…キャラクターが動いている時に重さと質量を感じさせるようにする。
②予備動作(Anticipation)
…予備的な動作を起こさせることで見ている人に「何が起こっているか」ということをわかりやすくする。
③演出(Staging)
…カメラワークとかレイアウト、動きによる見せ方。
④逐次描きと原画による設計(Straight-Ahead Action and Pose-to-Pose)
…「Pose-to-Pose」はキーポーズを先に作成し、間を補完していく手法。
「Straight-Ahead Action」は頭から順に作成していく手法。
⑤継続する動きと後追いの動き(Follow Through and Overlapping Action)
…アニメに流動性と重量感を持たせる。
⑥スローインとスローアウト(Slow In and Slow Out)
…リアリティをもたせる両端つめという手法。
⑦運動曲線(Arc)
…生き物は直線の動きはほとんどとらず、曲線運動を行う。
⑧副次アクション(Secondary Action)
…メインで見せたい動きではない箇所の動きで、表現の幅を広げたり、メインの動きをさらに強調することができる。
⑨タイミング(Timing)
…状況に合わせた動きの尺やリズム。
⑩ 誇張(Exaggeration)
…動きをあえて大げさにすることにより大事な箇所を強調する。
⑪立体感のある描画(Solid Drawing)
…質量を感じ取れる、立体感のあるポージング。
⑫アピール力(Appeal)
…惹きつける表現の追求。
・・・ちょっと項目が多いので、個人的におさえておきたい項目だけ具体例を挙げて説明したいと思います。
②予備動作について
ゲームアニメーションでは特にプレイヤーに操作してもらってわかりやすい動きが重要なので、重要な要素になります。
具体的にはパンチをするアニメを作る際に、パンチのポーズの前に、大きく振りかぶって視線を対象に向ける等のポーズをはさむことです。
予備動作のポーズをしっかりつくることで、早いテンポのアクションゲームでも、何が行われているのかがわかるようになります。
⑤継続する動きと後追いの動きについて
アニメーションでも重要な揺れもの(例:マント、スカート、マフラー)の動きを作る際に必要な要素です。
本体の動きに遅れて動きを作るのが基本で、本体に接地しているところから遠い先端ほど動きが遅れるように作ります。
⑥スローインとスローアウト
物理法則上、物は急に動いたり、止まったりすることができないので、段々加速、段々静止するようにアニメーションを作成します。
⑤と⑥はリアルな動きを作るうえでも重要な要素なので、とりいれるとアニメーションの質はぐっとあがります。
そのほかの項目も重要な項目なので、アクセスゲームズでもこの基本原則は意識して作成するようにしています。
アニメーターの仕事は、今回のようなアニメの基本原則から、カメラ、格闘技、ダンス、スポーツ、等々、身につけた方がよい知識が多いので、また機会があればブログでご紹介していきたいと思います。
それでは!
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