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2010年3月

2010年3月11日 (木)

『Red Seeds Profile』(レッドシーズプロファイル)本日発売!!

皆様、こんにちは。
『Red Seeds Profile』のゲームディレクター、SWERYです。

北米版に遅れること2週間とちょっと…
本日、ついに日本版の発売日を迎えることができました。

発売へ向け、ご協力くださった関係各位へ感謝しつつ、この日を迎えられたことを素直に喜びたいと思います。

『Red Seeds Profile』が、やっとユーザーの皆様の手に届くのかと思うと感無量です。

”奇妙なゲーム”ではありますが、自信を持ってお勧めいたします。
是非、あなた自身の手で触れて、”グリーンベイルでのひととき”を体験してください!!

『Red Seeds Profile』(レッドシーズプロファイル)本日発売!!
 日本版はマルチプラットフォームなので、PS3でも遊べます。

このゲームが、皆さんの人生で価値のある物になることを、心より願っております。
では、またお会いしましょう。

March 11, 2010 SWERY

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2010年3月 4日 (木)

Strange residents of Greenvale

どうも、こんにちわ。
[Red Seeds Profile]のゲームディレクター、SWERYです。

前回のブログですが、もう少し話を踏み込ませようって所で終わってしまったので、今回はその続きから書きたいと思います。
「話について行けね~~!」という方は、前回のブログも是非参照してくださいませ。

さてさて、前回までのブログで、読者の皆さんには、本作の主人公「フランシス・ヨーク・モーガン」と、ゲームの舞台となる「グリーンベイル」についてお話をしてきました。
なので、今回は主人公の周りを固める協力な登場人物、「グリーンベイルの住人達」について話をしたいと思います。

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本作では、物語に関係している重要人物が約30人登場します。

彼らはそれぞれ個性的で、ハッキリ言って変人ばかり。
一見まともに見える人物も、裏では意外な一面を持っています。

主人公の回でも書きましたが、キャラクターの魅力のひとつに”ギャップ”があります。
ですから、本作では特にギャップを意識して物語の構築と、登場人物のキャラクター設定を行いました。

例えば…
保安官事務所の紅一点で、ジョージをサポートする副保安官のエミリー・ワイアット。

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彼女は見た目も美しくて頭の回転も速い聡明な女性です。
町からやってきたヨーク捜査官にも協力的で素直だし、なによりも仕事熱心ですごく好感が持てる女性という設定です。いわゆるヒロイン。
しかしながら、付き合いを深めていくにつれて、実は料理が死ぬほど下手くそな事や、自分の捜査能力にコンプレックスを持っていること、父親とは上手くいっていない家庭環境などが徐々に明るみに出てくることで、人物像に多様性を与えるように配慮しています。
その他の登場人物では、親孝行な青年が裏では怪しい粉の運び屋だったり、朴訥とした無口な男が美術館の美人館主と夜な夜な密会をしていたり、決して眠らない墓守がいたり、お鍋を大切そうに抱え続ける老婆がいたり…

常にこうしたギャップと違和感を与えることで、「グリーンベイルの住人達」を作り上げていきました。

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現実世界を見てみてください。

学校や職場や趣味のサークルなどで、色々な出会いがあります。
その中で仲良くなれる人ってどんな人でしょうか?
仲良くなればなるほど、さらに知らなかった一面を知ることになり、それによってもっと知りたい、仲良くなりたいと思える人物…つまり、興味が尽きない人物だったりしませんか?

少なくとも僕はそうです。

ちなみに──

僕は常日頃からクリエイターには2種類のタイプが存在すると思っています。
それは「全くの無から作品を作り出すタイプ」と「自分自身を作品に反映させるタイプ」の2種類です。

「無から作品を作ることが出来るタイプ」はすごーく想像力が豊かなのかな?…ものすごく若年にも関わらず、人生の末期を迎えた老人の境地を作品に封じ込めることが出来るような方々です。

反対に「自分自身を反映させるタイプ」は、作品作りをしているその時々の心理状況や、環境、経験が作品性に大きく影響する方々のこと。

僕は明らかに後者のタイプです。
なので、未だに死を目前に控える老人の気持ちを表現するのは難しく、困難です。

つまり僕のようなタイプのクリエイターにとっては、作品を作る時期やタイミングが非常に重要なのです。
もちろん芯の部分は大きく変わる訳では無いのですが、主義主張の針の振れ方や見地、デコレーション、結末などが大きく作品に影響してしまうと言えます。

今回、[Red Seeds Profile]を制作するにあたり、非常に良い時期に、良いタイトルに巡り会えたと心から思います。
数奇で自分勝手で、それでも一所懸命に生きている「グリーンベイルの住人達」が愛おしくて仕方ないのです。

これは、おそらく今の僕自身のアイデンティティが人生の積み重ねによって、成熟し多様化している証拠でしょう。
人生って楽しい!!

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まだまだ、この後も、ブログの更新は続きます。
ハッキリしていませんが5~6回かな?
次回、またお会いいたしましょう。では。

November 27, 2009 SWERY

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2010年3月 1日 (月)

Greenvale

皆様、こんにちわ。
[Red Seeds Profile]のゲームディレクター、SWERYです。

ゲームの情報が出て約1ヶ月が経ちました。
世間では色々な情報や意見が飛び交っていますが、見れる範囲で楽しく見ています。

さて、第2回目の今日は、事件の舞台となる「グリーンベイル」について話そうと思います。

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グリーンベイルの町は、アメリカ合衆国ワシントン州にひっそりとたたずむ小さな田舎町です。
少し雨が多く肌寒い印象もありますが、自然に囲まれたとても素敵な場所にあります。
町の北側には「Lake Knowledge」という湖があり、湖岸にはホテルや総合病院、豪邸などが立ち並ぶ富裕地区となっています。
ここでは釣りやキャンプを楽しむことが出来るでしょう。
湖からダウンタウンを挟んで町の南側には立派な時計台を有する集会所があり、1時間に1度、大きな鐘の音によって時刻を知らせてくれます。
皆さんも「グリーンベイル」に滞在中は、何度も鐘の音を聞くことになるでしょう。

また、町の中心部にはダウンタウンを突っ切るように東西に1本の幹線道路が延びており、その周辺に店舗やガソリンスタンドなどが軒を連ねます。
ゲーム中では食事をする時や、買い物、聞き込みなんかで訪れることになるかもしれません。

少し町外れになると牧場や森林公園といった心安らぐポイントもあれば、放置された工事現場や、廃列車置き場、スクラップ工場、製材所跡地、墓地など不吉なロケーションも点在しています。

もちろん身の危険を感じることもあるでしょうし、事件解決に重要な場所になるかもしれません。

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町の現在の状況を説明すると…
一昔前までは、その豊富な森林資源によってかつては製材業が栄え、最盛期には6000人を超す人々が暮らしていました。
しかし、現在は産業も衰退し、その10分の1程度。
土着の住人達がお互いを気遣って暮らしているような感じです。

住人同士はお互いに顔見知り。
なので、”どこの娘が誰と恋におちた”とか、”あそこの悪ガキが万引きした”とか、”あの店の時給はいくらだ”とか…そういったローカルな情報までが筒抜けの閉じられたコミュニティと言えます。

僕は日本の中では大きい都市の大阪出身ですが、生まれ育った地元は閉鎖的で小さなコミュニティだったので、雰囲気が似ているかもしれません。

そんな中で、猟奇的な殺人事件が発生し、住人達はかつて無い恐怖と疑心暗鬼の中で日々の生活を送ることになってしまいます。
家計まで知っていると思っていた隣人が殺人鬼かもしれない。
今まで感じたことのないストレスの中で、互いの知らない顔、普段は見せない意外な一面が徐々に露わになっていく。

肉体的な恐怖だけでなく、精神的にもすごく圧迫感があって、僕ならきっと引っ越してしまいたくなるような、そんな状況です。

そこへ颯爽と登場するFBI特別捜査官”フランシス・ヨーク・モーガン”。
胸の空くような解決劇を演じてくれます。

しかし…調べるうちに、この田舎町には恐ろしい秘密が隠されていた…

どうです?ワクワクしませんか?

大げさかもしれませんが、[Red Seeds Profile]はゲームプレイだけでなく、シナリオもすごく面白いです!すごーく!
最後まで目が離せないこと請け合いなわけですよ。

最近はゲームプレイを阻害するシナリオがバッシング対象になることもありますが、心配無用です。
面白いシナリオはゲームプレイを阻害しないのです。

本当ですよ!

え? その自信はどこから来るのか?って。

簡単です。
それは、前回のブログで話した「主人公」の設定と共に、その主人公が駆け回る「舞台」と「周囲の環境」「登場人物」をじっくりと練り込んだ結果だからです。
今回のゲームを制作するにあたり、僕は実際にワシントン州やオレゴン州にあるいくつかの町へ足を運んで取材を行いました。
当然、地元の住人から直接話を伺うことも。

日本からは一度カナダのバンクーバーへ飛んで、そこからシアトルへ入り、あとはレンタカーで移動です。
早朝7時から日が暮れる22時頃までずっと撮影とスケッチ、ヒアリングの繰り返し。
流石に遠かったし疲れました。
でも、すごく充実した取材になったし、それが結果としてゲームに活かすことが出来たと本当に思っています。

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取材に答えてくださった皆様、本当にありがとうございます。
もしかすると、実際にゲームのキャラクターとして登場しているかもしれませんよ。
お楽しみに。

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とりあえず、今回は舞台について書いてみました。
本当は町の住人達について話をしたかったのですが、長くなりそうなので次回の更新にて。
では皆様、次回、またお会いいたしましょう!

P.S.
最後の画像は日本の大阪です。
グリーンベイルと似ても似つかない?
…言われてみるとそうかもしれません(笑)

November 27, 2009 SWERY

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