Strange residents of Greenvale
どうも、こんにちわ。
[Red Seeds Profile]のゲームディレクター、SWERYです。
前回のブログですが、もう少し話を踏み込ませようって所で終わってしまったので、今回はその続きから書きたいと思います。
「話について行けね~~!」という方は、前回のブログも是非参照してくださいませ。
さてさて、前回までのブログで、読者の皆さんには、本作の主人公「フランシス・ヨーク・モーガン」と、ゲームの舞台となる「グリーンベイル」についてお話をしてきました。
なので、今回は主人公の周りを固める協力な登場人物、「グリーンベイルの住人達」について話をしたいと思います。
本作では、物語に関係している重要人物が約30人登場します。
彼らはそれぞれ個性的で、ハッキリ言って変人ばかり。
一見まともに見える人物も、裏では意外な一面を持っています。
主人公の回でも書きましたが、キャラクターの魅力のひとつに”ギャップ”があります。
ですから、本作では特にギャップを意識して物語の構築と、登場人物のキャラクター設定を行いました。
例えば…
保安官事務所の紅一点で、ジョージをサポートする副保安官のエミリー・ワイアット。
彼女は見た目も美しくて頭の回転も速い聡明な女性です。
町からやってきたヨーク捜査官にも協力的で素直だし、なによりも仕事熱心ですごく好感が持てる女性という設定です。いわゆるヒロイン。
しかしながら、付き合いを深めていくにつれて、実は料理が死ぬほど下手くそな事や、自分の捜査能力にコンプレックスを持っていること、父親とは上手くいっていない家庭環境などが徐々に明るみに出てくることで、人物像に多様性を与えるように配慮しています。
その他の登場人物では、親孝行な青年が裏では怪しい粉の運び屋だったり、朴訥とした無口な男が美術館の美人館主と夜な夜な密会をしていたり、決して眠らない墓守がいたり、お鍋を大切そうに抱え続ける老婆がいたり…
常にこうしたギャップと違和感を与えることで、「グリーンベイルの住人達」を作り上げていきました。
現実世界を見てみてください。
学校や職場や趣味のサークルなどで、色々な出会いがあります。
その中で仲良くなれる人ってどんな人でしょうか?
仲良くなればなるほど、さらに知らなかった一面を知ることになり、それによってもっと知りたい、仲良くなりたいと思える人物…つまり、興味が尽きない人物だったりしませんか?
少なくとも僕はそうです。
ちなみに──
僕は常日頃からクリエイターには2種類のタイプが存在すると思っています。
それは「全くの無から作品を作り出すタイプ」と「自分自身を作品に反映させるタイプ」の2種類です。
「無から作品を作ることが出来るタイプ」はすごーく想像力が豊かなのかな?…ものすごく若年にも関わらず、人生の末期を迎えた老人の境地を作品に封じ込めることが出来るような方々です。
反対に「自分自身を反映させるタイプ」は、作品作りをしているその時々の心理状況や、環境、経験が作品性に大きく影響する方々のこと。
僕は明らかに後者のタイプです。
なので、未だに死を目前に控える老人の気持ちを表現するのは難しく、困難です。
つまり僕のようなタイプのクリエイターにとっては、作品を作る時期やタイミングが非常に重要なのです。
もちろん芯の部分は大きく変わる訳では無いのですが、主義主張の針の振れ方や見地、デコレーション、結末などが大きく作品に影響してしまうと言えます。
今回、[Red Seeds Profile]を制作するにあたり、非常に良い時期に、良いタイトルに巡り会えたと心から思います。
数奇で自分勝手で、それでも一所懸命に生きている「グリーンベイルの住人達」が愛おしくて仕方ないのです。
これは、おそらく今の僕自身のアイデンティティが人生の積み重ねによって、成熟し多様化している証拠でしょう。
人生って楽しい!!
まだまだ、この後も、ブログの更新は続きます。
ハッキリしていませんが5~6回かな?
次回、またお会いいたしましょう。では。
November 27, 2009 SWERY
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コメント
I love your game, it's very original and makes me laugh every time I play it. Agent York is my favorite new game character!
投稿: Razlo | 2010年3月10日 (水) 07時31分