« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »

2010年4月

2010年4月29日 (木)

Movie mania on the drive

皆様、こんにちわ。
[Red Seeds Profile]のゲームディレクター、SWERYです。

ゲームが発売されて1ヶ月以上が過ぎ、実に様々な方々から話を伺います。
中にはTwitterで[Red Seeds Profile]に関してつぶやいてくれていたり…どれも楽しく読んでいます。

実際にゲームをプレイした方々の感想や意見は、本当に参考になります!
今後の僕自身のゲーム制作に是非とも活かせていきたいと思います。

さて、今日で第7回目の更新となる本ブログですが、実は今回が最終回となります。
いままで読んでくださった方々、また、この先の未来で読んでくださる方々全てに感謝しつつ、
締めくくりの話をしなければなりません。

…が、あまり堅苦しい話になっても読んでいる方々が面白くないかと思いますので、
今回は(も?)思いっきり脱線して、映画の話をしようかなと。

06_01

なぜ、最終回に映画の話を?
[Red Seeds Profile]をプレイした方ならわかるはずです。

ドライブ中のヨークとザックの会話を思い出してください。
彼らが青春時代を過ごしたであろう80年代の会話──

そう、本作の中には愛すべき80年代映画の話がてんこ盛りなのです。

『アタック・オブ・ザ・キラートマト』に始まり、『トレマーズ』や『キャットピープル』
そして『ブルーサンダー』と映画ファンの心をくすぐるトリビアを、他愛のない会話に織り交ぜました。

彼らが当時ビデオを買ったとか、小さくて劇場へは行けなかったとか…
そうすることで彼らの人間性や過去、人生の一部を自然に描くことができました。
また、ユーザーの皆さんにとって、彼らの存在が身近でリアルに感じられたんではないでしょうか?

そういう意味で、”アレ”は非常に大切なシークェンスの一つなのです。
まだ、体験していない方は是非、ドライブ中に【会話ボタン】を押してください。

 

06_02

 

ザック、今日は90年代の映画について話したい気分なんだ。
聞いてくれるかい?

90年代と言えば、私はハイスクールから社会人へ成長する、ちょうど青年と呼ばれていたころの話になる。
そんな中で、とても印象に残っている作品を3つだけ話そう。

 

まずはドナルド・マッケイグ原作のあの作品だ。
ベトナム帰還兵で郵便局員の主人公が、夢と現実の狭間で翻弄される物語。
どちらが夢で、どちらが現実なのか?サスペンス色の強いシナリオをティム・ロビンスが見事に演じ切った。
エンディングの解釈について君と何度も語り合ったっけ。

もうわかるだろう? ザック。
1990年制作 エイドリアン・ライン監督──
『ジェイコブス・ラダー』だ。

主人公ジェイコブの息子、ゲイブ役としてマコーレー・カルキンが出ている点もチェックポイントだ。
マコーレー・カルキンと言えば『ホーム・アローン』が有名だが、その話はまた今度だ。
今日は90年代の話をしなければならないからね。

 

次にどうしても話しておきたい映画はアレだ。
劇場から出てくる男は皆、襟を正して肩で風を切って歩いていたっけ。

1999年制作 デヴィッド・フィンチャー監督──
そう『ファイト・クラブ』だ。

皆が皆、今からでも例のクラブで戦ってやるぜと言わんばかりの勢いだった。
映画に感化されていたんだ。
タイラー・ダーデンにね。

私が特に好きなのは「脂肪吸引のエステから、油(人間の脂肪)を盗んで石鹸を制作するシークェンス」なんだが、
この話は誰に話しても上手く伝わらない…きっと独特の感性がそうさせるんだ。
気にしないでおこう。

ちなみに、あの映画でエドワード・ノートンが演じている主人公だが、映画のクレジットでは「ナレーター」と成っていた。
確かに劇中でも名前を呼ばれる事はない、彼の本名は何だったんだろうか?
すごく気になってきたので、この後にでも調べてみることにしよう。

06_03

最後に、90年代映画と言えばこの作品を挙げる人も少なくない。
あえて話す必要も無いように思えるが、話さなければならない。

なぜなら、今回がブログの最終回だからね。ザック。
この作品は1994年のアカデミー賞では7部門にノミネート、カンヌではパルム・ドールを受賞している。

マフィアの二人組を基軸に、数人の数奇な登場人物達を描いている。
短編の集合でありながら、それぞれが密接に絡み合って一つの長編を紡ぎ出しているのは流石の一言だった。

映画を見たあと、私はフランスに旅行したんだが、マクドナルドへ行って
「ル・ビッグマック」と「チーズ・ロワイヤル」を最初に頼んだのを覚えているよ。

そう、鬼才クエンティン・タランティーノ監督──
『パルプ・フィクション』だ。

その後、物語の時系列をシャッフルする手法はスタンダードになった。
もう15年以上も前に見たとは思えないほど、鮮明に記憶している。

もし、君がまだ見ていないと言うなら、今すぐ見るべきだ。
DVDでもブルーレイでも面白さはきっと変わらないだろうからね。

06_04

80年代~90年代当時、私が映画を見ていた劇場では何時間でも自由に居座り続けることが出来た。
時間があり、お金のなかった私は一本の映画を何度も何度も見た物さ。
何者にも代え難い時間だった。

[Red Seeds Profile]が、読者の皆さんにとって、そんな作品の一つになれたら最高だ。
君もそう思うだろう? ザック。

06_05

この作品に携わって、実に長い年月を費やした訳ですが、
作品自体の着想~完成~そして発売~最後にこのブログを書けたことは、
僕の人生にとって非常に良い経験になりました。

ここまでお付き合いくださった読者の皆様、開発スタッフのみんな、
そしてこの場をくださったパブリッシャー関係各位、支えてくれた家族、友人。
皆様、本当にありがとうございました。

 

 別れはいつも突然だ…

 だからこそ出来るだけ速やかに

 そして── 出来るだけ美しく終わるに限る

 君も そう思うだろう? ザック

April 07, 2010 SWERY

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月22日 (木)

It's a wonderful world.

皆様、こんにちわ。
[Red Seeds Profile]のゲームディレクター、SWERYです。

北米ではすでに[Red Seeds Profile]が発売され、いろいろな方からご意見を伺います。
某レビューサイトでは良くない評価をいただきましたが、他では満点をいただいたり、皆さん、広い意味で楽しんでくださっているようで何より。

本作のような独特のゲームを、世の中に送り出せたことが、一つの幸せです。
これからもメッセージよろしくお願いします。

さて、今回はすでに発売されたゲームなので、ネタバレも込み込みで劇中には表現できなかったものも含めて、裏の設定や世界の話をしたいと思います。

といっても、そんなに長文は読むのもしんどいので、一部だけ。
お暇が有ればお付き合いください。

【コーヒー占いとFKサイン】
05_01

物語の序盤に登場する”コーヒー占い”そして、コーヒーに浮かぶ”FK”の文字。
これらは本作の世界観を表すのに、最も重要なシークェンスかもしれません。

主人公のヨークは、FBI特別捜査官という職業にも関わらず、非常に迷信深くて、ジンクスや占いを信じています。

ただ、それは彼が独自に信仰している何かに基づいており、一般的な”それ”とは一線を画している。
しかも、占いという不明確な物であるにも関わらず、一種、確信的で決定的なものとも受け取れます。
まるで未来予知のように。言い換えると、なんらかの目に見えない大きな力が、啓示となってこの世に現れることに似ています。

これは彼自身の秘密にも大きく関わっていることですが、今存在しているこの世界(現世)の裏側を支えるもう一つの世界(常世)、その声を聞く能力ではないか?と私は考えています。
そのためのツールが彼にとってはコーヒーという訳です。

ちなみに、この”コーヒー占い”ですが、シナリオライターと一緒にダイナーで何時間もネタ作りをしていた時に生まれたアイデアです。
その日は、全くアイデアが出てこないため何時間もコーヒーを飲み続けていました。
最後には、集中力が無くなって、コーヒーも飲まずにミルクを入れてボーッと眺めていたんです。
するとその時……!?って感じで。

どんな瞬間にもアイデアって転がっているだなぁと、実感した瞬間でした。

【逆ピースマーク】
05_02

コーヒー占いと同様に、本作を象徴する要素の一つとして”逆ピースマーク”も外すことが出来ません。
これは、何か象徴的なもので、ゲームをプレイした人々が口に出せるキーワードが欲しかった。
何というか、このゲームを象徴するシンボルのような物です。

また、出来る限り自然にプレイヤーの深層心理に浸透して貰いたかったので、”一度はどこかで見たことがあるけれども、少し違和感があるような物。”というのをシナリオライターへオーダーしました。

すると彼から出てきたのは、実に様々なものでした。
「首の無い折り鶴」や「ペンタグラム風の模様」「メイプルリーフ」などなど。

そこから、採用されたのが”逆ピースマーク”ということになります。

物語の登場人物にとっては、このマーク自体は大きな意味があったり、無かったり。
そこは劇中の立ち位置によって、違うという感じでしょうか。

ただ、これはハリー卿の言うところの「インパクトのある情報」なわけで、もしかすると、何の意味もない内容かもしれません。
自分にとって必要な情報かどうか?その点はユーザーである、あなた自身が確かめてください。

【”一対”の世界】
05_03

先ほども書いたのですが、本作の世界観設定を裏側で支える要素として「一対の存在」というものがあります。

もうプレイをしてくださった方々は気づいていると思いますが、「善」と「悪」、「現世」と「常世」、「昼間」と「夜」、「犯人」と「被害者」、「森」と「赤い木」、そして「双子」や「二重人格」。
あらゆる箇所に”一対”となる要素がちりばめられていたでしょう?

これらは、ある種のメタファであり、何かを形成するためには、必ず対となる何かが必要である。と言う意図を持って設定されました。
それが、本作にとって外して考えることが出来ない物だからです。

これら以外にもゲーム中には”一対”となる要素がまだまだ隠されています。
「料理上手」と「料理下手」。「田舎町」と「アーバンな捜査官」。
もちろん「白」と「黒」の斑模様であるダルメシアンもその一つです。

こういったことも意識して、再度プレイをしてみてください。
1度目のプレイでは、わからなかった何かがわかるかもしれません。

ちなみに…
[Red Seeds Profile]の世界を図示すると、以下のようなイメージと成ります。

05_04

ちょっとはイメージを掴んでいただけましたでしょうか?

【登場人物の名前】

その他、まだまだ話したいことは沢山あるのですが、それなりに文章量を書いたので、小ネタを一つだけ。
実は登場人物の名前には、ちょっとしたお遊びがあります。
エンディングまで進み、クレジットを見ていただければ一目瞭然なのですが、是非、ゲームをクリアして楽しんでください。

最後に皆さんにお願いがあります。

本作には、ユーザーの皆さんが”必ず”驚くであろうどんでん返しが用意されています。
プレイした後は、是非ご家族や友人に感想を聞かせてあげてください。
「すげー驚いた!」「俺にはわかってたぜ!」「全然驚かなかった…」「まさかあそこでアイツが!?」などなど。

本作を購入してくださった方、そして最後までプレイしてくださった方々にとって、本作が少しでも記憶に残ることを心より願っております。

05_05
では、またお会いしましょう。

March 05, 2010 SWERY

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月15日 (木)

Please experience these factors as much as possible.

皆様、お久しぶりです。
[Red Seeds Profile]のゲームディレクター、SWERYです。

前回はクリスマスのブログを更新して、それ以来ですね。
長らく更新をお待たせしてスイマセンでした。
そろそろ北米での発売日が迫り、いろいろなご意見やご質問を伺っています。

一つ一つには答えられませんが、出来るだけ目を通すようにしています。
これからもメッセージよろしくお願いします。

今日までこのブログでは「#1 "Francis York Morgan"」「#2-1 "Greenvale"」「#2-2 "Strange residents of Greenvale"」「#3 "Enemy creatures"」とお話をしてきました。
皆さんにも、このブログを通じて[Red Seeds Profile]というゲームの大枠は理解してもらえたのではないかと思っています。

04_01

そこで今回は少し本筋を脱線して、ゲームクリアとは直接関係無いかもしれないが、是非体験してほしい要素について触れておこうかと思います。
少しだけお付き合いくださいませ。

さて、いくつかのメディアではすでに報じられているように、本作の舞台となる「グリーンベイル」には時間の概念が存在します。
リアルタイムに流れる24時間の中で、朝には太陽が昇り、昼間は活気にあふれ住人達は各々の生活を営み、日が沈んで夜になると静まりかえった町に謎の影があふれ出す。

刻一刻と移り変わるシチュエーションの中で、#1のブログにも書いている『現実感』をユーザーの皆さんに体感してもらえれば、と考えています。

そんな中でも、まず最初に体験してもらいたいのが『保安官事務所でのランチ』。

04_02

人間は生きている以上、お腹が減ります。
あなたは、お腹が減ったらどうしますか?
当然、食べ物を口にしますよね。

それはゲームの世界でも同じ、サプリやポケットフードで済ませてもいいですが、どうせなら気の知れた仲間と馬鹿な話をしながらランチを楽しんだ方がいいと思いませんか?

と、言うことで[Red Seeds Profile]では、保安官アシスタントのトーマスが作る手料理を、毎日保安官事務所で楽しむことができます。
もしかすると住人に関する意外な情報が聞けたり、ヨーク捜査官という人物を知る上で非常に重要な会話が含まれているかもしれません。

04_03

04_04

04_05

次に、皆さんに体験してもらいたいのは『ストーキング』です。
グリーンベイルの住人達はそれぞれ個別のタイムテーブルを持っており、24時間リアルタイムに行動をしています。

とある人物は、朝起きると身支度をして車に乗って出勤し、その道すがらコンビニへ寄って朝食を買った後、寝ぼけた頭で昼休みが来るまで働いていたり・・・

また別の人物は夕まずめの時間になると、大物をを釣り上げるために森林公園へ釣りに出かけたり、また別の人物は、夜な夜なバーに現れては飲んだくれている・・・

04_06

04_07

もちろん話しかけるタイミングによって、すべての会話内容が変化します。
それも小さな変化ではなく、全く違う話になります。
中にはサイドミッションへ発展する会話も・・・

また、もし店舗や彼らの住居が【CLOSE】だったとしても、諦めないでください。
きっと窓の隙間から中の様子を『覗き見』することが可能なハズです。
こっそり中を覗いてみると、普段は見せないような、彼らの素顔を見られるかもしれません。

中には直接ゲームクリアには関係無い行動をしている人物もいますが、捜査にばかり専念していると、こういった住人達の生活や内面を描いた光景を見逃してしまうでしょう。

それは非常にもったいないことです。

ですので、出来るだけ町の住人達を愛してください。
そして、暇があれば彼らをストーキングしてあげてください。

04_08

04_09

最後に・・・
本作では、ここで触れた以外にも、時間が経てばヨーク捜査官が髭面になったり、服をクリーニングしないまま、何日も過ごしていると、ハエがたかってきたり・・・くだらないようで大切な要素がまだまだ隠されています。

是非、あなたの手で[Red Seeds Profile]の世界を楽しんでください。

04_10

この後も、まだブログの更新を続ける予定です。
どのくらいの頻度、回数になるかは約束出来ませんが、是非ともお付き合いください。

では、また次回の更新にて。

February 05, 2010 SWERY

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月13日 (火)

【号外】レッドシーズプロファイル北米で一位とったどー!

皆さま、こんにちは。
アクセスゲームズ、ディレクターのSWERYです。

『レッド シーズ プロファイル』の北米Xbox360版(Deadly Premonition)が先週、

アメリカでセールス第一位になりました!!!

Saling The World: Cabela's, Deadly Premonition Lead U.S. Charts (GAMASUTRA)
http://www.gamasutra.com/view/news/28032/Saling_The_World_Cabelas_Deadly_Premonition_Lead_US_Charts.php

Amazon discount sparks chart-topping sales of Deadly Premonition (Joystiq)
http://i.joystiq.com/2010/04/09/amazon-discount-sparks-chart-topping-deadly-premonition-sales/

頑張った甲斐がありました。
みんな、ありがとう!

今後とも『レッド シーズ プロファイル』と共にアクセスゲームズをよろしくお願いいたします。

2010_0413_04
「モーガンさん また何か事件でもあったの?」
「ポリー、嬉しい事件だよ、レッドシーズプロファイルが北米で一位をとったんだ!」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年4月 8日 (木)

Enemy creatures

メリークリスマス!
[Red Seeds Profile]のゲームディレクター、SWERYです。

わざわざ今日のこの日に、[Red Seeds Profile]のWEBサイトを訪問してくれて本当にありがとうございます。
心から感謝を込めて、今回もゲームの話をしたいと思います。

これまでのブログでは、1.ゲームの主人公、2.ゲームの舞台、3.ゲームの登場人物という形で、主に世界観やストーリーラインに関わる内容を話してきました。
そこで、今回はゲームのアクション部分、プレイフィールに関わる、とても重要な要素「敵」についての話をします。

[Red Seeds Profile]には、大きく分けて2種類の敵が存在します。

まずは、ゲーム中で最も頻繁にプレイヤーに襲いかかる存在、謎の怨霊「シャドウ」です。

漂白したように真っ白な肌、真っ黒に窪んだ瞳、耳まで裂けた口、血や汗や油でボロボロの服装。
彼らは、深夜になるとどこからとも無く現れて、町中を徘徊します。
もちろん事件に関わる重要な現場にも登場するわけですが…

今思い返すと、彼らを生み出すヒントになったのは、日本人ならではの発想だったと思います。

03_01

日本には「地縛霊」という概念が存在します。

これは事故や事件に巻き込まれ死んでしまった人間の魂が、色々な原因で、その現場に残留してしまう概念を指す言葉で、時に生きている人間に悪影響を及ぼすとされています。

特に日本では、遺体を火葬する風習が一般的なので、死んでしまった人間の魂は肉体を離れて、次の人生(死後の世界)を歩むという感覚が浸透しています。

もし、死者の魂が死後の世界へ行けずに、現世に留まっていると必ず良くないことが起こるとも考えられていますし、また、死者の魂は生きた人間を羨ましくも、疎ましくも思っているので、とりついて自分たちの世界へ引き込もうとしてくる。などとも考えられ、恐れられている訳です。

アメリカやヨーロッパ諸国では土葬が当たり前なので、魂が直接悪影響を及ぼすという感覚よりも、死体がよみがえって(=リビングデッド)襲ってくる方がなじみが深いと思います。

ですので、これを読んでいる読者の皆さんは「肉体が無いのにどうやって?」と思うかもしれませんね。

どうやってでしょう?

僕にもわかりません(笑

ただ、言葉は違うと思うのですが、アメリカやヨーロッパ諸国、その他の国々にも似たような概念はあるんじゃないかと。

そうだなぁ…例えば、すごーく事故の多いトンネルや、交差点。引っ越してきた家族が必ずおかしくなってしまう豪邸など…何か科学では証明できない存在が作用しているイメージ無いですか?
※映画「シャイニング」の家を想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。

で、で、本作では、この「地縛霊」という概念を敵キャラクターに取り入れよう!と思いついた訳です。
殺人事件を取り扱った本作にとって、まさにベストチョイスだと思いませんか?

しかしながら、ただ単に「地縛霊」をアクションゲームの敵として登場させるのは、非常に難解で、表現も難しく、しかも撃退方法が思いつかない!!

これは本当に頭が痛かった…FBI捜査官が呪術や魔法を使うわけにいきませんからね。

そこで試行錯誤の末、前述の「リビングデッド」と「地縛霊」をミックスして、誕生したのが謎の怨霊「シャドウ」と言うわけです。

「死体」に「地縛霊」がとりついた存在なので手で触れることが出来る、つまりは物理攻撃が有効なオリジナルの敵が見事に生み出された瞬間です。
めでたし。めでたし。

え? Greenvaleという田舎町に、なぜそんなに沢山の遺体があるのか?
それは本編をプレイしてみてのお楽しみです。

もちろん納得してもらえる設定を用意していますよ。

03_02

次に、2つめの敵について…

それはGreenvaleの町に古くから伝わる民間伝承に登場する存在、その名も「レインコート・キラー」です。

真っ赤なレインコートに身を包み、大きな斧を携えて雨の夜に現れる殺人鬼で、人間離れした怪力とスピードで標的を惨殺します。
彼の大きな斧に狙われたら、ヨーク捜査官でもひとたまりも無いでしょう。

もしゲーム中に襲われたら、迷わず逃げてください。
それが生き残るための唯一の術と言えます。

03_03

このキャラクターには非常に思い入れがあって、設定からデザインまで色々なアイデアを詰め込みました。

まずは、田舎町という閉鎖されたコミュニティーにおいて、人を襲うのに適した武器はなんだろうか?と考えました。

ライフル?

ショットガン?

それじゃあ駄目だ…プレイヤーに恐怖を与えるためには、接近して確実に殺せる武器を持たせたほうがいい。と、言うことで「斧」を採用しました。
森のイメージにも合っているでしょう?

次に見た目のシルエットで印象を与えたかったのでレインコートを採用しました。
田舎町では非常に目立つ格好なだけでなく、赤い色にすることで、雨に濡れると頭から血を浴びたように見えたらいいなと。

そして最後はゲームプレイ。
前述のシャドウと同じように、物理攻撃で立ち向かう敵にしてしまうと、存在感が引き立ちません。
そこで、この敵からは逃げることが重要なファクターになるよう設計しました。

このように、本作では物語だけでなくゲームプレイにも色々なこだわりと工夫があります。
楽しみ方は自由ですので、是非プレイして感想を聞かせてください。

03_04

メリークリスマス。
次回は来年にあいましょう。では。

December 24, 2009 SWERY

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年3月 | トップページ | 2010年5月 »